第165回芥川龍之介賞は、石沢麻依さんの「貝に続く場所にて」、李琴峰さんの「彼岸花が咲く島」の2作に決定しました。おめでとうございます!
第165回直木三十五賞は、佐藤究さんの『テスカトリポカ』、澤田瞳子さんの『星落ちて、なお』の2作に決定しました。おめでとうございます!
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第165回芥川龍之介賞は、石沢麻依さんの「貝に続く場所にて」、李琴峰さんの「彼岸花が咲く島」の2作に決定しました。おめでとうございます!
第165回直木三十五賞は、佐藤究さんの『テスカトリポカ』、澤田瞳子さんの『星落ちて、なお』の2作に決定しました。おめでとうございます!
コロナ禍が影を落とす異国の街に、九年前の光景が重なり合う。静謐な祈りをこめて描く鎮魂の物語。第64回群像新人文学賞、第165回芥川賞受賞。
彼岸花の咲き乱れる砂浜に倒れ、記憶を失っていた少女は、海の向こうから来たので宇実と名付けられた。ノロに憧れる島の少女・游娜と、“女語”を習得している少年・拓慈。そして宇実は、この島の深い歴史に導かれていく。第165回芥川賞候補作。
心臓密売人の恐怖がやってくる。メキシコのカルテルに君臨した麻薬密売人のバルミロ・カサソラは、潜伏先のジャカルタで日本人の臓器ブローカーと出会う。二人は新たな臓器ビジネスを実現させるため日本へ向かった。川崎に生まれ育った天涯孤独の少年、土方コシモは、バルミロに見いだされ、知らぬ間に彼らの犯罪に巻きこまれていく―。海を越えて交錯する運命の背後に、滅亡した王国の恐るべき神の影がちらつく。人間は暴力から逃れられるのか。誰も見たことのない、圧倒的な悪夢と祝祭が、幕を開ける。
不世出の絵師、河鍋暁斎が死んだ。残された娘のとよ(暁翠)に対し、腹違いの兄・周三郎は事あるごとに難癖をつけてくる。早くから養子に出されたことを逆恨みしているのかもしれない。暁斎の死によって、これまで河鍋家の中で辛うじて保たれていた均衡が崩れた。兄が河鍋の家を継ぐ気がないのは明白であった。弟の記六は根無し草のような生活にどっぷりつかっていて頼りなく、妹のきくは病弱で長くは生きられそうもない。河鍋一門の行末はとよの双肩にかかっているのだったが―。父の影に翻弄され、明治から大正を駆け抜けた女絵師の一代記。