ゆめタウン徳島店文庫担当の個人的ベスト10を発表いたします!
2022年、たくさんの素晴らしい本に出会えました。
2023年もそうでありますように、みなさまもそうでありますように!!!
ゆめタウン徳島店文庫担当の個人的ベスト10を発表いたします!
2022年、たくさんの素晴らしい本に出会えました。
2023年もそうでありますように、みなさまもそうでありますように!!!
きた!!きた!!きた!!遂にきた。人間の生きる旅、人間が迎え続ける未来が光っていると信じさせてくれる物語。この数年の地獄のような毎日を未来からの光が闇を切り裂いて届いて私を照らす。優しさが未来をつくるんだ、と信じられる。子供達に救われてほしい、強く強くそう願う、そう信じる誰かはきっといるはずだ。この物語が世に放たれたことがそう教えてくれる気がした。そして私も強く優しく生きたい、未来を見たい、希望を手放さないぞ、と思った。
あの頃の私へ。「なあ、死ななくてよかっただろ?」 こんな言葉にこんな短歌に出会えるんだから。彼女の人生がきっと届く。あの頃の私も粉々になって31文字のなかにぶち込まれて、ここにいる。制服を着て自分という戦闘服を着て生きることに挑んでいるたくさんの不屈のあなたたちのもとに、どうか届いてくれよ。届いて、そしてそばにいてやってくれよ、と思う。
すべてが過不足なし!! たりないものがありません。大好きになれる主人公に出会えました。主人公のことを思うとたまらない気持ちになります。世界の謎と生きることに正面から向きあって諦めない。大切な友のことを諦めない。きっとたくさんの人の大切な相棒となり友となってくれるような主人公です。初めての海外ミステリが、この1冊だったら…最高です。多くの人のその1冊になってほしいと思います。
簡単に言ってくれるなよ。身体も心も叫んでいる。わたしはただ「私」でいたい。あなたは、ただの「あなた」で、2人はただ「ふたり」でいたい。「何か」はないと駄目なの? かけがえのなさはカテゴライズされないんだよ。とらわれたくないと全部で言っているけれど、とらわれながら生きている。そのもがきと渇きが確かにここにある。
凄まじい、を超えた。圧倒される、を超えて吹きとんだ。やばい、を軽々と超えて、言葉は無に。深い深い人間の奥の奥。そこには何があるのかを書き続けてきた作者のみたものは何だったのだろう…。自分がちりぢりになる覚悟でページを開いてほしい。
静かで熱い深緑さんの描く物語がほんとうに大好き。炎でいうなら色は白。1番温度の高い白い炎がずっと燃えている。そして私の何かも燃やされて炎に変わった。過去も後悔も喪失も諦めも燃やされてここに残っている。もしかしたら美しい。
言葉ってこんなにすごいんだ…流れてあふれてこの言葉にのみこまれそうで押し流されそうで言葉って、日本語って底がないよ…人間の内側はどんなことをしても見ることはできないけれど、こんなに語り続けても語り尽くせない言葉で書けるんだ。
文章がおもしろすぎて読むのがもったいなくて1日の楽しみに1つずつ読みました。1日の終わりにこのエッセイが待っている、と思ったら明日も働いてもいい、と思えます
もう、このシリーズは最高なんです。ミステリとしても最高で、登場するキャラクターも最高なんです。ワシントン・ポーとティリー・ブラッドショーに魅せられてください。このバディ、最高なんです。
SF×歴史――?! 設定だけでも手にとりたくなります。この作者の頭のなかはどうなっているんだろう。