東川町は、北海道の最高峰である大雪山系旭岳(2,291m)の麓、北海道の中央部、旭川市に隣接する隣接する人口約8,600人という小さな町で、鉄道、国道、上水道という「三つの道」がないという特徴をもつが、毎年のように人口と税収が増えている全国でも数少ない、いまだに発展を続けている町である。しかも、その地域を活性化させているのが町(行政)の取り組みであるということに驚嘆してしまう。「日本初」、「北海道初」、「業界初」といったものがとにかく多い。「街の住みここちランキング2022〈北海道版〉」でも第1位を獲得。今でこそ「発展する町」として全国に知られているが、かつては過疎地指定され、1993年には6,937人にまで人口が減少していた。そんな町が、写真文化で「町おこし」を行い、国内だけでなく全世界からイベント参加者を集めたり、国の補助金や地方交付税などをうまく活用した多くの「東川スタイル」という取り組みを積極的に実施したりすることで再生した。
そんな東川町に2015年夫婦で移住し、それまでの仕事とは全く関係のないコーヒー豆のお店「ヨシノリコーヒー」を開業した轡田夫妻。ご本人たちの様々な工夫と努力、先にあげた「東川スタイル」という町独自のアイデアを具体的に形にする力、そこに住むユニークで熱意溢れた人々によって、次々に“奇跡”と呼ぶほかないできごとが巻き起こり現在に至る。
この度は、この一連の物語と東川町の魅力を余すことなく伝える『田んぼの中のコーヒー豆屋 東川町で起きた八年間の奇跡』の刊行を記念して、著者で「ヨシノリコーヒー」の共同経営者である轡田紗世さんをお招きしてお話を伺います。コーディネーターは、著書に『攻める自治体「東川町」―地域活性化の実践モデル』(新評論)があり、轡田紗世さんの著書の出版を出版社に推薦した長野県立大学の中村稔彦さんが務めます。
当日のトークショーでは、
- 写真文化首都「写真の町」東川町とはどんなまち?
- 人口・税収増加に導いた町役場のさまざまな施策とは?
- 移住・定住、多文化共生を推進する町の雰囲気は?
- なぜ東川町に移住したのか?
- 東川町に移住して良かったことや大変だったこと
- 都会から地方に移住する際に気をつけることとは?
- ヨシノリコーヒーが取り扱う「スペシャリティコーヒー」とは?
- 「スペシャリティコーヒー」専門店としての役割とは?
- 地域に根づく企業になるためには
について語っていただきます。最後はフロアからの質問も受け付けます。
このトークショーが私たち自身の生き方を考えるきっかけになるかもしれません。
たくさんのご参加をお待ちしております。
【日時】2023年2月17日(金) 18:10開場 / 18:30開演 ~ 20:00閉演予定
【会場】紀伊國屋書店新宿本店 3階アカデミック・ラウンジ
【参加方法】
無料でご観覧いただけるイベントです。
着席での観覧をご希望のお客様は、対象書籍の購入を必須とさせていただきます。
お電話にて事前予約のうえ、イベント当日に対象書籍『田んぼの中のコ-ヒ-豆屋東川町で起きた八年間の奇跡』(新評論 / 税込1,980円)をご購入ください。★WEBでのお申し込みも可能になりました★
下記チケットサイト(Peatix)からお申し込みください。▶申込画面へ
※WEBでのお申し込み枠は定員に達したため終了いたしました。引き続きお電話でのご予約は承っております。
※当日当店にて書籍を購入し、イベントに参加くださった方には特典として、ヨシノリコーヒーオリジナルドリップパック(3杯分)と大雪旭岳源水(1本)を会場でプレゼントいたします。尚、コーヒーの試飲・販売はございません。
オープンスペースでの開催となりますので、ご予約なしのお客様も立ち見にてご観覧いただけます。
電話予約は2023年1月27日(金) 10:30より承ります(着席20名)。
ご予約電話番号:03-3354-0131 新宿本店代表(10:30~20:30)
※当店に繋がる他の電話番号にお掛けいただいても、ご予約を承れませんのでご注意ください。
※まちがい電話が頻発しています。電話番号をよくお確かめのうえお掛けください。
※イベントに関するお問い合わせも、上記の電話番号までお願いいたします。
【プロフィール】
轡田 紗世(くつわだ・さよ)
旭川大学経済学部経済学科卒業後、メディア関連の仕事に7年間従事し、退職後「森林環境教育」に携わる仕事に就く。2012年に轡田芳範と結婚。2014年10月に長女出産後すぐの11月に東川町に移住。2015年4月田んぼの中のコーヒー豆屋「ヨシノリコーヒー」を開店。2019年7月には2号店「ヨシノリコーヒー旭川駅前店」を開店。2020年8月東川町の物産を扱う「東川ミーツ」をヨシノリコーヒー旭川駅前店にオープン。現在16名のスタッフと持続可能なビジネススタイルを確立させるべく、東川町の田んぼの真ん中で「珈琲豆屋」として奮闘している。
中村 稔彦(なかむら・としひこ)
明治大学大学院政治経済学研究科博士後期課程単位取得。大原学園の専任講師、神奈川大学経営学部非常勤講師、専修大学社会科学研究所客員研究員、長野県立大学グローバルマネジメント学部専任講師を経て、現在同学部准教授。専門は財政学、地方財政論、公共政策。著書に『現代の財政―改革の視点―』(共著)(税務経理協会、2006年)、論文に「市町村に対する特別交付税の手続き・配分方法とその運用実態」(『自治総研』2021年1月号、地方自治総合研究所)、「長野県内市町村の地域再生に向けて―北海道東川町の取り組み事例を中心に―」(日本地方自治学会誌『地方自治の諸相』〈地方自治叢書34〉啓文堂、2021年)などがある。
【ご案内】
・着席ご予約のお客様の座席は自由席です。イベント当日は、開演時間までに3階レジカウンターにて対象書籍をご購入のうえ、着席整理券をお受け取りください。
・イベント会場内での撮影・録音は固くお断りいたします。
・お客様のご都合や交通機関の遅延により時間に遅れた方や、係員の指示に従っていただけない場合は、イベントへのご参加をお断りする場合がございます。
・イベントの出演者・内容については急な変更等ある場合がございます。予めご了承ください。
・着席ご予約は定員になり次第、受付終了させていただきます。ご予約満数の場合は立ち見にてご観覧いただけます。なお、当サイトでの受付終了のご案内は遅れる場合がございます。予めご了承ください。