時制は出来事の時間的な配置を記すだけの仕組みなのだろうか。どうということのない構文に見えながら実はやっかいな問題をはらむ英語の現在完了や進行形と時制との関わりという言語学的なテーマから、言語習得、文学、さらには世界観との関わりという心理的・文化的なテーマまで射程を拡げた多面的な考察を通して、時制というシステムの本質的な機能と言語から見えてくる時間意識を探る。
世界のことばって、全部互いに翻訳できるのかな?だったら、その背後に、何かしら仕組みがあるんじゃないのかな。ねえ、みんなで、考えてみない?きっとみんなのためになる。こんなことから、始まりました。『みんなの言語学入門』本書で日本語と英語の構造を理解すれば、未知の言語(韓国語、スウェーデン語、モンゴル語、フランス語、ビジ語、中国語)に出会っても、慌てず解析できます。言語学の「人生最初の一歩」の教科書に。
1066年のノルマン征服によって破壊的なダメージを受けた英語は、300年の時を経て復権し、新たな時代の精神を吸収して大きく変貌した。現代の英語は、自然論理に基づく大胆かつ用意周到な文法を備えている。様相は一変した。そんな中でも昔から変わらない精神が英文法を貫いているとすれば、それは何か。新生の過程で英語は何を捨て、何を残し、何を得たのか。本書では英語の外面史と内面史を追いながら、これらの問いへの答えを模索する。
本書の内容は漢字の成り立ちと意味をレトリックによって解明することが中心。まず小学校で習う教育漢字をレトリックに基づく造形法によって分類。次に個別の漢字の構造を徹底的に分析。レトリックのほかに、漢字の構成要素の配列には順序があり、階層をなしていること。また、アニメ的仕立てや、視点の切り替えによるイメージ転化が仕組まれていること。このような観点から漢字を解剖すると、漢字の意味が合理的に理解できる。
現在のアメリカ英語は、今まさに新たな方言が生まれ、変わりゆく場である。アメリカ英語に見られる様々なバリエーションについて、社会言語学の大家ウォルト・ウルフラム教授とナタリー・シリング教授が豊富な実例を交えて解説をしてくれる、アメリカ英語方言研究の入門書。上巻では、アメリカにおける移民の歴史から見た方言の形成過程や、現代アメリカ英語の地域的・社会的バリエーションの実態に焦点が当てられる。
現在のアメリカ英語は、今まさに新たな方言が生まれ、変わりゆく場である。アメリカ英語に見られる様々なバリエーションについて、社会言語学の大家ウォルト・ウルフラム教授とナタリー・シリング教授が豊富な実例を交えて解説をしてくれる、アメリカ英語方言研究の入門書。下巻では、民族性やジェンダーなどによるアメリカ英語のバリエーションや、コミュニケーションのスタイル、方言研究の社会的応用に焦点が当てられる。
言語研究は日常の素朴な疑問から始まる。ことばのおもしろさ・奥深さの発見と研究テーマの発掘をこの一冊で。
二重主語問題の代表的例文を書名に、鮮やかな変形操作と千以上の生きた例文を駆使し「ハ」の本質を明らかにしたベストセラー。現在の日本語学研究に海外にまで大きな影響をもたらした一冊。三上章の代表作。
この本は、英語の冠詞と名詞にかかわるさまざまな「謎」を解き明かそうとするものです。英文法で不思議に思われること、これまで教わってきたことが実は間違っているというような現象を取り上げ、ネイティヴ・スピーカーが実際にどのように冠詞や名詞を用いているのかを明らかにする。
ふだんは意識していないかもしれませんが、ことばには規則性があり、それがでたらめにではなく、体系的に組み合わさって、ことばを作っています。この本では、日本語の持つ規則性と体系性を「日本語のしくみ」と呼び、そのしくみが見えてくるさまざまな現象を取り上げました。この本によって、日本語のしくみの不思議さとおもしろさを感じていただけたら、大変うれしく思います。
この地球上には七〇〇〇もの言語があって、複数の言語を使って生きている人がたくさんいる。一つのことば―たとえば日本語―だけで生きていくという前提をゆさぶってみる。境界こそが育む豊かさを見つめてみる。そこからは、他者とともによりよく生きていくためのヒントが見つかるかもしれない。
本書は、英語前置詞を「使いこなす」ために必要な学習姿勢をはじめ、通常の英語教育では見逃されがちな着眼点や発想法、覚えるべき事例を解説する17章とコラムを収録しています。ときに通説や辞書の記述にはない使い方も、多彩な実例をあげることで具体的に説明しています。「本質」だけの追求や従来のイメージ重視の学習法では辿り着けない、「使いこなす」への長い長い階段を一緒にのぼってみませんか。
辞書が削除した昭和、平成のことばたち。80年にわたる9回の改訂で削除された1,000語。
「見て」わかる。「読んで」わかる。ちょっと難しい日本語の本。ビジュアルでわかりやすい入門書、待望の増補改訂版。見やすい二段組レイアウト。理解を深める脚注・関連資料。グラフ・文字資料・地図など、約150点を満載!事項・人名・書名索引付き。
文章を書くときや俳句・短歌の創作に役立つ約5万7,000項目を収録!
1,600項目。見よ、このオタクのボキャブラリーを。
250名の作家の作品から語と語の結びつき60万例を採録。ひとつ上の文章表現をめざす「書く人」のための辞典。
表現の深みを旅したいすべての人に!文豪たちが、感じ、考え、愛し、探り、苦心し、書き記した「ことば」を発見し、味わう辞典!多くの名作に登場することばとその使用例を掲載!
究極にして、至高。豊穣にして、深遠。日本の財産『日本国語大辞典』を編んだ者達の記録と記憶―
英語の「数」を徹底追究!数字の読み方からスポーツやビジネス、科学まで、数の英語を幅広く収録。用例5000。
フラダンサーのための、ハワイ語学習本。ハワイ語の読み方から、ハワイ語の歌詞を訳せるようになるための基本文法まで、基礎から学べる初心者向けガイドブック。ハワイやフラをもっと知るためのコラムも満載。ハワイ文化継承者の一人、カウマカイヴァ・カナカオレ氏の模範朗読したハワイ語が聞けるCD付。
『論語』の言葉はお子さんに自分で考え進んで行動する力を与えてくれます。小学校低学年からひとりでも学べる!
ことばの微妙な違いをつかんで表現力がアップ。収録語9500、充実の似たことば辞典。小学校中・高学年向け。
コミュニケーションがとれないアイドルグループHGN47…その原因は出身地だった!?ことば探偵が方言アイドル育成!?芸能界の先輩も豪華出演!!
トウモロコシ、ジャガイモ、カマキリ、バッタ…。生活に身近な語彙や、人名や地名と方言の関係、文法の地域差などを例に、地理空間におけることばの変化のしくみを考察。言語記号の恣意性を超えた有縁化の働き、そして、方言分布の基本則を明らかにし、なぜ方言は存在するのかという謎に迫る。
その言い方、相手を不快にさせていない?配慮が伝わる言葉選びをサポート!!無礼語(使い方や相手によって無礼になる言葉)を約600項目収録!
改まった場面にふさわしい言いかえをサポート!!見出し語500項目、品格語のべ3300項目を収録!
ことばがわかれば世界がかわる。言語の面白さを知りたい人へ。世界の言語の魅力に触れるビジュアルブック。
言葉の使われ方がわかるデータベース、コーパスでみつけよう!日本語のおもしろさ。
英語を教えるなら知っておきたいエッセンスが満載!SLAの基本的知識をわかりやすく紹介。小・中・高・大での効果的な指導法を提案。
ことばはおそらくみなさんがいま想像しているよりも、もっと奥が深く、それについて知るということはとても楽しいことなのです。「ことばって、いったい、なんなんだろう?どんな働きをするんだろう?」「言語学者って、どんなことをやっているんだろう?」「どんなことがきっかけでことばに興味を持つようになったんだろう?」「言語学をするにはどんな心がまえが必要なんだろう?」―この本は、みなさんの、そんな疑問に6人の言語学者が答えます。
近年のAIの発達により、言語学も変革を迫られている。これまで不可能だったことがAIによって着実に実現されていく。言語学の課題はAIによってすべて解決されてしまうのだろうか。本書は、認知文法の研究者である著者が、言語理論を繙きながらディープラーニング以降の理論言語学および語学教育の在り方について提言を行う。AI研究と言語研究の共進化を目指して。
ことばの面白さは、フェルマーの最終定理と同じ!?知っているようで知らない言語にまつわる話が満載。第3回JAPAN PODCAST AWARDベストナレッジ賞/リスナーズチョイスW受賞!
1000件を超える「いいまちがい」投稿から、珠玉の80作品を厳選。シュールでかわいいイラストと、豆知識いっぱいの解説で奥深すぎることばの世界を楽しんじゃいましょう!
ビジネス書100冊のポイントを徹底抽出。成功者たちがしている「厳選27の教え」。
その企画、パリティビットが意味をなさない品質ですね―誤りを検出するための仕組みであるパリティビットも想定を超えた間違いには対応できない。あり得ないほどミスがある仕事に対して使うインテリ悪口。植物だったらゲノム解析されてそう―利用価値がないゆえにゲノム解析の国際協力が進んだ植物・シロイヌナズナ。無能な人や役に立たない人をこれにたとえたインテリ悪口。弥子瑕に対する霊公じゃないんだから―『韓非子』に登場する王様(霊公)と、寵愛された美少年(弥子瑕)のエピソードから。倦怠期に冷たくなる恋人を指すインテリ悪口。…論理学、行動経済学、歴史学、文学、文化人類学、理論社会学、生物学、化学、情報工学、応用数学、宗教学。モヤモヤを教養に変える38のロジカル巧言。