紀伊國屋書店:「新書大賞2025」発表!大賞は三宅香帆さん『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』(集英社新書)(2025/2/10)

ただ今、開催中

「新書大賞2025」発表!大賞は三宅香帆さん『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』(集英社新書)(2025/2/10)

「新書大賞2025」大賞受賞 三宅香帆氏 贈賞式・講演会
3月31日(月)19:00〜 新宿本店にて開催いたします!

三宅香帆さん『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』(集英社新書)が「新書大賞2025」に選ばれました。おめでとうございます!全ランキングや有識者コメントなど詳細は2月10日発売の雑誌『中央公論』3月号誌上にてご確認ください!

「新書大賞」とは……中央公論新社が主催する賞で、新書に造詣の深い書店員、書評家、各出版社の新書編集部員など計100名の方々に、2023年12月~2024年11月刊行の新書から読んで面白かった、内容が優れている、といった観点で投票で選ばれるその年「最高の一冊」です。 
「新書大賞」公式サイトはこちら 歴代の大賞


新書大賞2025

新書大賞2025 大賞

「大人になってから、読書を楽しめなくなった」「仕事に追われて、趣味が楽しめない」「疲れていると、スマホを見て時間をつぶしてしまう」…そのような悩みを抱えている人は少なくないのではないか。「仕事と趣味が両立できない」という苦しみは、いかにして生まれたのか。自らも兼業での執筆活動をおこなってきた著者が、労働と読書の歴史をひもとき、日本人の「仕事と読書」のあり方の変遷を辿る。そこから明らかになる、日本の労働の問題点とは?すべての本好き・趣味人に向けた渾身の作。

新書大賞2025 2位

日ソ戦争とは、1945年8月8日から9月上旬まで満洲・朝鮮半島・南樺太・千島列島で行われた第2次世界大戦最後の全面戦争である。短期間ながら両軍の参加兵力は200万人を超え、玉音放送後に戦闘が始まる地域もあり、戦後を見据えた戦争だった。これまでソ連の中立条約破棄、非人道的な戦闘など断片的には知られてきたが、本書は新史料を駆使し、米国のソ連への参戦要請から各地での戦闘の実態、終戦までの全貌を描く。

新書大賞2025 3位

史料の山に埋もれ、ひたすら解読している?過去の出来事の是非を論争する?このようなイメージがある歴史学では実際に何が営まれているのか。明らかにしたいものは様々でも、歴史学には共通のプロセスがある。史料とはなにか。それをどう読んでいるのか。そこからオリジナルな議論をいかに組み立てるのか。歴史について語る前に、最低限知っておきたい考え方を解説する。

新書大賞2025 4位

論理的思考法はひとつではない。思考する目的を明確にしてその目的に合った思考法を選ぶ技術が要る。論理学・レトリック・科学・哲学の推論の型とその目的を押さえ、価値に紐づけられた四領域の思考法(経済・政治・法技術・社会)を使い分け、不確実なこの世界で主体的に判断することを説く。論理的思考の常識を破る一冊。

新書大賞2025 5位

他者と働くということは、一体どういうことか?なぜわたしたちは「能力」が足りないのではと煽られ、自己責任感を抱かされるのか?著者は大学院で教育社会学を専攻し、「敵情視察」のため外資系コンサルティングファーム勤務を経て、現在は独立し、企業などの「組織開発」を支援中。本書は教育社会学の知見をもとに、著者が経験した現場でのエピソードをちりばめながら、わたしたちに生きづらさをもたらす、人を「選び」「選ばれる」能力主義に疑問を呈す。そこから人と人との関係を捉え直す新たな組織論の地平が見えてくる一冊。

新書大賞2025 6位

元禄四年(一六九一)に三井高利が開設した三井大坂両替店。当初の業務は江戸幕府に委託された送金だったが、その役得を活かし民間相手の金貸しとして成長する。本書は、三井の膨大な史料から信用調査の技術と法制度を利用した工夫を読み解く。そこからは三井の経営手法のみならず、当時の社会風俗や人々の倫理観がみえてくる。三井はいかにして栄え、日本初の民間銀行創業へと繋げたか。新たな視点で金融史を捉え直す。

新書大賞2025 7位

バブル崩壊後、未曾有の就職難が社会問題となった。本書は1993~2004年に高校、大学などを卒業した人々を「就職氷河期世代」と定義し、雇用形態や所得などをデータから明らかにする。不況がこの世代の人生に与えた衝撃は大きい。結婚・出産など家族形成への影響や、男女差、世代内の格差、地域間の移動、高齢化に伴う困窮について検討し、セーフティネットの拡充を提言する。統計から見えるこの世代の実態とは。

新書大賞2025 8位

乳幼児は驚異的な「学ぶ力」で言語を習得できる。しかし学校では多くの子どもたちが学力不振に陥り、学ぶ意欲を失ってしまう。なぜ子どもたちはもともと持っている「学ぶ力」を、学校で発揮できないのか。「生きた知識」を身につけるにはどうしたらよいのか。躓きの原因を認知科学の知見から明らかにして、回復への希望をひらく。

新書大賞2025 9位

現代日本を代表する二大保守雑誌『Hanada』『WiLL』の歴史は2004年、『週刊文春』黄金期の編集長・花田紀凱の『WiLL』創刊によって始まった。第二次安倍政権の有力な「応援団」として存在感を示し、政界にまで影響力を与える異例の雑誌はいかにして作られたのか。そして、順風満帆に見える雑誌の限界はどこにあるのか。創刊直後から13年あまり編集部に所属した元編集者が、自らの体験に基づき舞台裏を明かすとともに、両誌が右派言論に、ひいては日本の言論界に与えた功罪を分析する。

新書大賞2025 10位

ひとはケアなしでは生きていけない。それでは、ケアをするのは誰なのか?ケアされる/する人間の真実の姿から正義や政治を問い返し、“もうひとつの声”を聴き取るケアする民主主義を追求。

新書大賞2025 11位

新書大賞2025 12位

新書大賞2025 13位

新書大賞2025 14位

新書大賞2025 15位

SNS等に溢れるあいまい情報に飛びつかず、その不確実性に耐える力が輿論主義(デモクラシー)の土台となる。世論駆動のファスト政治、震災後のメディア流言、安保法制デモといった二〇一〇年代以降のメディア社会を回顧し、あいまいさに耐えられない私たちにネガティブ・リテラシー(消極的な読み書き能力)を伝授する。

新書大賞2025 18位

新書大賞2025 19位

【「新書大賞2025」掲載 『中央公論』3月号 】電子版

7年8ヵ月を超える第2次安倍政権では官邸に権力が集中し、官僚の萎縮が指摘された。そして現在。石破政権は少数与党となり、政策の実現が不透明になっている。官僚が戦後復興や高度成長を支えた「昭和」はもう戻らないのか。平成の省庁再編を経て、何が変わったのか。逆風に立ち向かう「令和の官界」を考える(『中央公論』2025年3月号の電子化)

== 特集 ==
官僚たちの正念場

◆〔対談〕安倍政権の7年8ヵ月を支えた首相秘書官が明かす
「強い官邸」の作り方と財務省へのエール▼今井尚哉×牧原 出

◆財務省
――「最強官庁」の幻想と安倍元首相の不信感▼竹中治堅

◆経済産業省
――通産省の栄光と新たな挑戦▼飯尾 潤

◆外務省
――「特殊な官庁」の昭和・平成・令和▼白鳥潤一郎

◆防衛省
――「天皇」不在の時代に求められること▼辻田真佐憲

◆厚生労働省
――巨大で忙しい縦割り組織▼土居丈朗

◆〔女性官僚座談会〕「激務」「ブラック」は今は昔?
働き方の次に必要な改革とは▼南 順子×石田春菜×門 寛子
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【時評2025】
●世代間分配がもたらす野党分断▼境家史郎
●トランプ関税で覚悟すべき物価上昇▼渡辺 努
●親たちを疲弊させる中学受験過熱の背景▼河合香織

◆【シリーズ昭和100年】
斎藤隆夫、永井荷風、渋谷定輔……
日記で読む昭和元年の7日間▼山本一生

◆運命を楽しむ受け身の人生
自分の絵も生き方も「模写」なんです▼横尾忠則

◆英語支配とAI技術が加速する今
日本語を亡ぼさないために▼水村美苗

== 新書大賞2025 ==
●新書通100人が厳選した年間ベスト20

●大賞

●大賞受賞者に聞く
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●2位、3位 ほかベスト20レビュー

●小熊英二、坂井豊貴、増田寛也、三牧聖子……
目利き45人が選ぶ2024年私のオススメ新書
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◆自動車業界大再編のゆくえ
日産買収を目指したホンハイの狙い、ホンダの勝算▼鈴木 均

◆刑事訴訟の二つの機能
「納得できない無罪」をどう考えるべきか▼大屋雄裕

◆なぜ体型維持を目指すのか
ボクシングジム通いから見える現代日本の社会階級▼石岡丈昇
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《好評連載》
●皇室のお宝拝見【第12回】横山大観《日出処日本》▼本郷和人
●炎上するまくら【第99回】真打としての風格▼立川吉笑

《連載小説》
●地上の楽園 【第12回】▼月村了衛
●金波銀波  【第8回】▼澤田瞳子

【「新書大賞2025」掲載 『中央公論』3月号 】

特集:官僚たちの昭和、平成、令和 第2特集:新書大賞2025

== 新書大賞2025 ==
●新書通100人が厳選した年間ベスト20
●大賞
●大賞受賞者に聞く
――
●2位、3位 ほかベスト20レビュー
●小熊英二、坂井豊貴、増田寛也、三牧聖子…… 目利き45人が選ぶ2024年私のオススメ新書
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▶電子版

注目の記事ランキング2025年3月16日〜 3月22日(過去7日間)

【抽選】まめきちまめこさん初絵本『メロとタビのクッキーだいさくせん』(KADOKAWA)発売記念 お渡し会

【紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYA 】こまつ座公演「フロイスーその死、書き残さずー」

【抽選】佐藤流司4th写真集『Reason』(講談社)発売記念イベント

【購入者抽選】『半分論』発売記念 村上信五さん書籍お渡し会

【紀伊國屋ホール】シス・カンパニー公演「やなぎにツバメは」

『ひたひたまで注いでコトコト煮詰めた話』発売記念 山本ゆりさんサイン会

※満席になりました※『スタジオジブリの美術』刊行記念トーク・実演&サイン会

※整理券の配布は終了いたしました※【2025年4月6日開催】『じんせいさいしょのあいうえお』(KADOKAWA)刊行記念 おおのたろうさんサイン会

※当選メール配信済み※【購入者抽選】松下洸平『じゅうにんといろPart.1/Part.2』(朝日新聞出版)発売記念イベント

「ベイビーわるきゅーれ エブリデイ!」Blu-ray&DVD BOX発売記念!衣装・パネル展

第172回 芥川賞・直木賞の受賞作決定! 芥川賞ダブル受賞:安堂ホセさん『DTOPIA』鈴木結生さん『ゲーテはすべてを言った』/ 直木賞:伊与原新さん『藍を継ぐ海』(2025/1/15)

LIL LEAGUE from EXILE TRIBEさん『LIL LEAGUE OFFICIAL ARTIST BOOK More』発売記念メッセージプリント入りレシート

【紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYA 】朗読劇「命がけの証言」

『薬屋のひとりごと』15巻  購入特典 紀伊國屋書店限定ペーパー

ヨシタケシンスケ×紀伊國屋書店 コラボグッズ登場!〈本の虫シリーズ〉

辛坊治郎さん『オールドメディアへの遺言』(PHP研究所)発売記念サイン会

長谷川慎さん(THE RAMPAGE)長谷川慎 FASHION STYLE BOOK『melt』発売記念イラストプリント入りレシート

【紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYA 舞台『リンス・リピート』 ―そして、再び繰り返す―

新聞の書評コーナーで紹介された本:週末掲載 - 2025年3月14-16日版:読売・朝日・毎日・日経・産経・東京・週刊読書人

【紀伊國屋ホール】東京六大学野球100年記念 スペシャルトークショー