紀伊國屋書店:【2階BOOK SALON】「妖々奇々怪々フェア ~きしかたよりつたはり、ゆくすゑへ~ 」開催

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【2階BOOK SALON】「妖々奇々怪々フェア ~きしかたよりつたはり、ゆくすゑへ~ 」開催

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「最近のホラー関係の書籍人気は何か時代に関連する意味があるのか」。

との上司からの問いかけに私は答えられずにいた。「政況が不安定な時に流行する?」「景気の変動?」「メディアでの紹介?」…。どれもはっきりとした回答にはならず、それならばかつて流行した小説や、コミック、あるいは古典、民俗学まで何か得られるものはないかと触手を伸ばしてフェアを行ってみることにした(他にも絵画、映画、事件、ホラーゲーム〈実況なども〉、怪談話、まじない等々にも内容は及ぶはずだが、そこまでは手が届かなかったことはお詫び申し上げたい)。

その名も「妖々奇々怪々フェア」。「々」は繰り返しの意味であり、「踊り字」とも呼ばれる。「妖怪」、「怪奇」などフェア名称の間で漢字たちが躍り上がることで多様な意味を持ってほしいこと、そして巡り巡ってより分からなくなるフェアになってしまったので、この名前とした。関連については結局わからずじまいではあるが、かつてより、現在、そしておそらく未来へも、恐怖を感じる話は語り継がれていくものと考える。それを避けて、生きるために、あるいは克服し、快楽を得るために。

お客様にとって本フェアが、より恐怖や怪奇の魅力にハマり、その世界を巡るための扉になれば幸いである。

それでは「いってらっしゃいませ」。

 

紀伊國屋書店新宿本店 フェア担当者一同       

 

期間:  2025年2月18日(水) ~ 2025年3月22日(土)

 

場所:  2階 BOOK SALON

 

※店頭では選書ペーパーも配布中です。ぜひご来店くださいませ。

※「妖々奇々怪々」は造語です。

 

一部フェア書籍紹介

同日の同時刻に苦悶と驚愕の表情を残して死亡した四人の少年少女。雑誌記者の浅川は姪の死に不審を抱き調査を始めた。 恐怖とともに、未知なる世界へと導くホラー小説の金字塔。

ホラー作家・鹿角南のもとに、旧友からメールが届く。ある廃墟で「肝試し」をしてから、奇妙な事が続いているというのだ。 著者の実体験を下敷きにした究極のリアルホラー。

この本は「行方不明になりたい」と切実に願った人の前にのみ現れる、「異世界への扉」── ホラー作家・梨×株式会社闇×大森時生主催の不穏な展覧会「行方不明展」が書籍化! “行方不明”をテーマに作られた、さまざまな架空の“痕跡”、全52件を完全収録。

フェイクドキュメンタリーQ、初の書籍化。衝撃6映像のショートホラー集。

雨ははれ、月がおぼろにてらす夜―中国の小説や日本の古典を自在に翻案し、技巧の粋をつくした上田秋成による怪異奇談集の傑作を、円城塔による精緻で流麗な現代語訳でおくる。崇徳院の霊に西行法師が出遭う「白峯」、義兄弟を信じて待つ「菊花の約」、七年を経て妻の元に帰る「浅茅が宿」他、全九編。

お産が近づくと屏風を借りにくる村人たち、両腕のない仏さまと人形―奇習と宿業の中に生の暗闇を描いて世評高い表題作をはじめ名作七篇を収録する。谷崎潤一郎賞受賞作。

山を仕事場とする猟師や、山里に暮らす人々が実際に遭遇した奇妙な出来事。深い親交を持つ著者だからこそ聞き得た阿仁マタギの体験談をはじめ、時代の流れとともに消えつつある「語り遺産」を丹念に集めた現在形のフィールドワーク。「現代版遠野物語」として絶賛されたベストセラーを遂に文庫化。書き下ろしの「山怪後日談」を収録。

あれはいったい何だったのだろう―私たちの心をざわつかせ、名状しがたい不安感を呼び起こす、過去の体験や不穏な記憶。作家・精神科医である著者が、そうした人間心理の暗部に触れる“無意味で不気味なもの”の正体を、ラヴクラフトや車谷長吉などの小説作品に探る。異色の恐怖文学論に書き下ろしの新章を増補した決定版。

『漂流教室』『まことちゃん』など漫画史に輝く数々の名作を遺した“ホラー漫画の神様”にして孤高の天才が語り遺した、自身の半生と創作秘話。著者自ら「僕の作品の裏話といいますか、僕の心のなかを具体的に活字にした…貴重な一冊」と語った名著。単行本版の図版を再現して、作品年譜を付した完全版。

渡った人が消える橋、“あちら側”の住人のような猫、神隠しに遭った人が住む隠れ里―各地の説話に柳田は何を思い、描いたのか。「ここではないどこか」に憧れるロマン主義者の一方で、普通選挙実現を目指す社会変革者でもあった彼の双極性を見通すアンソロジー。

妖怪は世界中にいて、しかも似ている。どうも同じ霊が形を変えているらしい。そう気づいた水木センセイの、単行本未収録の妖怪探訪記を1冊に。イラスト多数。

世界を震撼させた、恐怖と美のすべてをいま明かす!「奇想天外・奇奇怪怪」を生み出す脳みそを暴く!デビュー35年、はじめて明かす「唯一無二な世界」の作り方。

ぬばたまの闇の底どよもす呻き声。冥き世界にうごめく異形の者ども…。異端の考古学者・稗田礼二郎が暴きだす、触れてはならぬ…暗黒の日本史! ! その圧倒的スケールで、漫画界を震撼させた空前絶後の傑作「妖怪ハンター」第一弾! ! 幻のミッシング・ピース「死人帰り」も掲載! ! 暗黒の邪神、深き底より…まいる。

「怪異さんには俺たち人間が見えるのにその声が届く人間はほんのわずかでしょ? なら見える人が怪異さんを知っていかないとなんだか寂しいと思うんだ。」 友達を求める少年と不器用な怪異たち。 奇奇怪怪な友達づくりが始まる!

腐敗し白骨化してゆく亡骸の変化を、九つの段階で描く九相図。仏教とともに伝来し、日本に深く根を下ろしたこの不浄の絵画は、無常なる生命への畏れ、諦念、執着を照らし出す。精気みなぎる鎌倉絵巻から、土佐派や狩野派による新展開、漢詩や和歌との融合、絵解きと版本による大衆化、そして河鍋暁斎や現代画家たちによる継承と創造へ―。芸術選奨新人賞・角川財団学芸賞ダブル受賞作に補遺を付し、全作品をカラー掲載する決定版。

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