シン・文化系のための野球入門
日本のスポーツの代表格といえる野球に対するイメージは、今や大きく二分されています。マスメディアでは大谷翔平選手が活躍すると何度もホームランの映像を放映し大騒ぎ、一方でSNSなどネットの世界では野球批判の声のほうが大きい状況です。
会社員が「あいつ体育会系だから」と同僚のことを噂する場面があるとします。その時の「あいつ」は単に運動部の経験者というだけでなく、運動部的な上下関係や理不尽な命令にさえ耐える組織文化を許容する、ちょっと困った人というニュアンスが混じり込んでいないでしょうか。一方、「あいつ文化系だから」という場合は、身体を動かすよりも文学や映画、音楽など「文化的」なことを好むリベラルな人という、どちらかといえばポジティブなニュアンスがあります。
こうした「体育会系/文化系」という二分法は、さまざまな点で問題があると著者は指摘します。日本でもっともポピュラーなスポーツである「野球」を手がかりに、私たちが「スポーツ」や「運動」、あるいは「からだ」を、今までと違った見方で捉えるおもしろさを解き明かしていきます。
60分ほどのトークの後、質疑応答と著者・中野慧さんのサイン会を予定しております。対象書籍『文化系のための野球入門-「野球部はクソ」を解剖する』(中野慧/ 光文社新書 / 税込1,144円) をご購入ください。イベント当日は会場にもご用意いたします。
皆様のご参加をお待ち申しあげております。
【日時】2025年6月4日(水) 18:40開場 / 19:00開演
【会場】紀伊國屋書店新宿本店 3階アカデミック・ラウンジ
【参加方法】
無料でご観覧いただけるイベントです。サイン会にご参加いただけるお客様は対象書籍をご購入くださいませ。
◆着席でのご参加:事前にご予約のうえ、イベント当日は会場にお越しください(着席定員20名)。
★ 申込~参加の手順 ★
①光文社の受付サイト(外部リンクが開きます)にて参加予約を申し込む。
②イベント当日は、会場受付にてご予約のお名前をお伝えください。
◆立ち見でのご参加:ご予約不要で、無料にてご観覧いただけます。
オープンスペースでの開催となりますので、ご予約なしのお客様も立ち見にてご観覧いただけます。
【登壇者プロフィール】
著者: 中野慧(なかの・けい)
編集者・ライター。1986年、神奈川県生まれ。一橋大学社会学部社会学科卒、同大学院社会学研究科修士課程中退。批評誌「PLANETS」編集部、株式会社LIG広報を経て独立。構成を担当した主な本に『共感という病』(永井陽右著、かんき出版)、『現代アニメ「超」講義』(石岡良治、PLANETS)、『若い読者のためのサブカルチャー論講義録』(宇野常寛著、朝日新聞出版)など。初の自著『文化系のための野球入門 「野球部はクソ」を解剖する』(光文社新書)が体育会系、文化系の垣根を超えて話題に。現在は「Tarzan」などで身体・文化に関する取材を行いつつ、企業PRにも携わる。クラブチームExodus Baseball Club代表。
【ご案内】
・着席ご予約のお客様の座席は自由席です。イベント当日は、開演時間までに3階アカデミック・ラウンジにご来場ください。開演時間に遅れた場合、お席をご用意できない場合がございます。
・イベント会場内では許可された以外の撮影・録音を固くお断りいたします。
・お客様のご都合や交通機関の遅延により時間に遅れた方や、係員の指示に従っていただけない場合は、イベントへのご参加をお断りする場合がございます。
・イベントの出演者・内容については急な変更等ある場合がございます。予めご了承ください。
・着席ご予約は定員になり次第、受付終了させていただきます。ご予約満数の場合は立ち見にてご観覧いただけます。なお、当サイトでの受付終了のご案内は遅れる場合がございます。予めご了承ください。
【主催】 株式会社 光文社
【共同主催】 株式会社 紀伊國屋書店