第144回 サイエンス・カフェ札幌
AI時代どうしたい?「人とモノの狭間のなにか」を哲学する
あなたは、AI技術をどのように使っていますか?
仕事でのメール作成やチャットでの悩み相談など、便利さや楽しさを実感している人も多いかもしれません。一方で、AIとの会話に過度に依存してしまったり、生成されたフェイク画像や動画が犯罪につながったりといった、倫理的な問題も生じています。
そんな中でAIはますます進化を続け、最近では「実在する人物を再現する」技術の開発・利用が始まっています。自分の代わりに仕事をしてくれるAI、亡くなった家族を仮想的に再現したAI、あるいは「推し」との会話を可能にするAI……。もしこうした技術が身近に存在する未来が訪れたら、あなたはどう受けとめ、どのように関わっていきたいですか?
今回のサイエンスカフェでは、AIを哲学・倫理学の観点から研究している宮原克典さんをお招きします。「そもそも人間にとって技術とは?」という切り口から始め、技術と人間の関係の中でAIが占める特異な立ち位置を考えます。さらにワークショップでは、「実在する人物を再現するAI」が身近になった未来を想像します。そこに生まれる「使ってみたい!」「少しこわいかも…」などの漠然とした感情を、哲学の視点を手がかりにしながら整理し、言葉にしてみましょう。みなさんの思いを、宮原さんとの対話を通して深掘りしていきましょう。
──さあ、AI時代、どうしたい?
ゲスト 宮原 克典さん(北海道大学 人間知・脳・AI研究教育センター 准教授)
聞き手 CoSTEP対話の場の創造実習 受講生
開催場所:紀伊國屋書店札幌本店1階インナーガーデン
開催日時:2025年10月19日(日)14:00開演 13:30開場(~15:40終了)
参加方法:入場無料(事前予約不要)定員40名
【ご案内】
・会場内は自由席となります。開場時間になりましたら、会場内へご案内いたします。
・イベント会場での録音は固くお断りいたします。