【9階イベントスペース】『ホームレス文化』刊行記念
小川てつオ(著者/野宿者)✕稲葉剛(社会活動家)トークライブ
「暮らしと命への向き合い方」
司会・聞き手=原島康晴(編集者)
公園暮らし20年の生活を綴る『ホームレス文化』(キョートット出版、9月刊行)の著者・小川てつオさん。小川さんは、公園の野宿者が作るコミュニティの豊かさに衝撃を受け、ホームレス社会に身を投じました。新刊は、「存在そのもので生きる」野宿者らの姿が丁寧に描かれ、そこにはその人の尊厳を大切にする、著者の隣人への向き合い方が現れています。共有と私有、排除と抵抗、襲撃と対話など、ホームレスの日常から社会を問う「生きた思想の書」ともなっています。
一方、東京の路上で人が死んでいく現実に衝撃を受け、新宿ダンボール村で野宿者と共に過ごし、行動を始めて以来30年。「貧困で人が死なない社会」を求め、現場から社会の変革に取り組んできたのが、稲葉剛さんです。
稲葉さんは『ホームレス文化』をどう読んだのか。顔の見える関係とは何か、支援とは何か、相互扶助とは何か、運動とは何か――小川さんと稲葉さんの接点には、世界への希望が詰まっています。
稲葉さんの現場での発信を集めた、現在入手困難な『鵺の鳴く夜を正しく恐れるために:野宿の人びととともに歩んだ20年』(エディマン、2014年)も特別販売します。
【概要】
日時|2025年11月11日(火) 18:40開場 19:00開演
会場|紀伊國屋書店新宿本店 9階イベントスペース
対象書籍|『ホームレス文化』【キョートット出版】
『鵺の鳴く夜を正しく恐れるために』【エディマン】
*対象書籍は当日会場にて販売いたします。
参加費| チケット制 1,500円
参加方法| 下記手順でご参加くださいませ。
①申込
チケットサイトPeatixにて、「参加チケット」をお買い求めください(先着40名)。
▶お申し込みはこちら (Peatixサイトが開きます)
*お申し込みにはPeatixのアカウントが必要です。
②受付
当日は開演20分前の18:40より受付を開始いたします。
会場受付にてPeatixアプリのチケット画面をご提示のうえ、ご入場ください。
*お席は自由席です。お好きなお席にご着席ください。
*トーク終了後、サイン会を開催いたします。対象書籍は会場で販売いたします。既にご購入済みの方は当日お持ちくださいませ。
*お申し込み画面にてご入力いただいた情報は、本イベントに関するご連絡以外の目的には使用しません。
*紀伊國屋書店のプライバシーポリシーはこちら
【プロフィール】

小川てつオ
1970年、東京生まれ。高校卒業後、芸術活動を行う。1996年より「居候ライフ」として、ゆるやかな共同性の実践を重ねた。2003年から都内公園でテント生活を始め、現在に至る。テント前で物々交換カフェ「エノアール」をいちむらみさこさんと運営。ねる会議などに参加し、野宿者排除に抵抗する活動を行っている。 著書に『このようなやり方で300年の人生を生きていく[新版]あたいの沖縄旅日記』(キョートット出版)、共著に『マイノリティだと思っていたらマジョリティだった件』(ヘウレーカ)、『反東京オリンピック宣言』(航思社)など。

稲葉剛
1969年、広島市生まれ。1994年より路上生活者支援活動に参加。2001年、自立生活サポートセンター・もやいを設立し、幅広い生活困窮者への相談・支援活動を展開。2014年まで理事長を務める。2014年、つくろい東京ファンドを設立し、ハウジングファースト型の居住支援に取り組んでいる。 一般社団法人つくろい東京ファンド代表理事、認定NPO法人ビッグイシュー基金共同代表、立教大学大学院社会デザイン研究科客員教授。 著書に『貧困パンデミック』(明石書店)、『閉ざされた扉をこじ開ける』(朝日新書)、『ハウジングプア』(山吹書店)など。
【ご案内】
・会場内は自由席となります。お席をご予約済みのお客様は開場時間より受付でチケットをご提示のうえ、お好きな席にご着席ください。
・イベント会場内では許可された以外の撮影・録音を固くお断りいたします。
・お客様のご都合や交通機関の遅延により時間に遅れた方や、係員の指示に従っていただけない場合は、イベントへのご参加をお断りする場合がございます。
・イベントの出演者・内容については急な変更等ある場合がございます。予めご了承下さい。
・定員になり次第、受付を終了させていただきます。尚、当サイトでの受付終了のご案内は遅れる場合がございます。予めご了承下さい。
【お問合せ】03-3354-0131(新宿本店代表)