第174回 芥川賞・直木賞の受賞作決定!
㊗️芥川賞ダブル受賞
鳥山まことさん『時の家』 (講談社)
畠山丑雄さん『叫び』 (新潮社)
㊗️直木賞受賞
嶋津輝さん『カフェーの帰り道』 (東京創元社)
2026年1月14日(水)、第174回 芥川龍之介賞・直木三十五賞(2025年下半期)の選考会が行われ、受賞作が発表されました。おめでとうございます!
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第174回 芥川賞・直木賞の受賞作決定!
㊗️芥川賞ダブル受賞
鳥山まことさん『時の家』 (講談社)
畠山丑雄さん『叫び』 (新潮社)
㊗️直木賞受賞
嶋津輝さん『カフェーの帰り道』 (東京創元社)
2026年1月14日(水)、第174回 芥川龍之介賞・直木三十五賞(2025年下半期)の選考会が行われ、受賞作が発表されました。おめでとうございます!
青年は描く。その家の床を、柱を、天井を、タイルを、壁を、そこに刻まれた記憶を。目を凝らせば無数の細部が浮かび、手をかざせば塗り重ねられた厚みが胸を突く。幾層にも重なる存在の名残りを愛おしむように編み上げた、新鋭による飛躍作。
聞いて欲しい人が一人おるんです。「政と聖」(まつりごと)を描く芥川賞候補作。早野ひかるは「先生」に打ちのめされ、銅鐸と土地の来歴を学び始める。ここではかつて罌粟栽培と阿片製造が盛んで、満州に渡って「陛下への花束」を編み、紀元2600年記念万博を楽しみにしていた青年がいた。いつしか昭和と令和はつながり、封印されていた声が溢れ出す。大阪と大陸で響き合う夢とロマン、恋愛政治小説。
東京・上野の片隅にある、あまり流行っていない「カフェー西行」。食堂や喫茶も兼ねた近隣住民の憩いの場には、客をもてなす個性豊かな女給がいた。竹下夢二風の化粧で注目を集めるタイ子、小説修業が上手くいかず焦るセイ、嘘つきだが面倒見のいい美登里を、大胆な嘘で驚かせる年上の新米・園子。彼女たちは「西行」で朗らかに働き、それぞれの道を見つけて去って行ったが…。大正から昭和にかけ、女給として働いた“百年前のわたしたちの物語”。
「貝殻航路」久栖博季
「へび」坂崎かおる
薄霧のたちこめる宅配所。粛々とはたらく作業員たちのあいだで、レーンに流れてくる無数の荷物を仕分ける安。一日中、ほとんど誰とも口をきかず、箱の中身を妄想することで単調な労働をやり過ごすうちに、箱の中身と妄想の「答え合わせ」をしたいという欲望が安を蝕んでいく。あるとき思いもよらぬ理由から、決して開けることの許されない箱の中身を覗きみることに成功すると、たしかにあったはずの箱が次々と消えていくようになって―。新時代の〈労働〉を暴くベルトコンベア・サスペンス。第62回文藝賞受賞作。
玉照院の師弟はやんごとなき秘密を抱えていた。天明飢饉の傷痕いまだ癒えぬ比叡山延暦寺に、失敗すれば死といわれる千日回峰行を成し遂げようとする二人の仏僧がいた。歴史に名を残すための闘いは、やがて業火となり叡山を飲み込んでいく―。異形の本格歴史小説。第32回松本清張賞受賞作。
死刑囚の父×一人残された娘。戦前から令和まで続く謎。慟哭の「冤罪」大河ミステリー。
幼いときから周囲を支配するのに長けていたその女は、自らのまわりに疑似家族を作り出し、「民事不介入」を盾に大胆な犯行を繰り返していた―。『ロスト・ケア』『絶叫』『灼熱』…話題作を発表し続ける著者が放つ、ノンストップ・サスペンス!
SMのデリバリー女王様の電話番をしながら、自分のセクシャリティと向き合う姿が現代社会の見えざるものを照射する―。今、いちばんぶっ刺さる「溺愛小説」。