紀伊國屋書店:第172回 芥川賞・直木賞の候補作をご紹介いたします。(2024/12/12)

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第172回 芥川賞・直木賞の候補作をご紹介いたします。(2024/12/12)

第172回 芥川賞・直木賞の受賞作決定! 芥川賞ダブル受賞:安堂ホセさん『DTOPIA』鈴木結生さん『ゲーテはすべてを言った』/ 直木賞:伊与原新さん『藍を継ぐ海』(2025/1/15)


第172回芥川龍之介賞・直木三十五賞(2024年下半期)候補作が発表されました。
結果発表は2025年1月15日(水)の予定です。
どの作品が受賞するか、予想を楽しみながらお待ちください。 

第172回芥川龍之介賞の候補作

安堂ホセ「DTOPIA(デートピア)」(文藝秋季号)
鈴木結生「ゲーテはすべてを言った」(小説トリッパー秋季号)
竹中優子「ダンス」(新潮11月号 )
永方佑樹「字滑り」(文學界10月号)
乗代雄介「二十四五(にじゅうしご)」(群像12月号)
#芥川賞

第172回直木三十五賞の候補作

朝倉かすみ『よむよむかたる』(文藝春秋)
伊与原新『藍を継ぐ海』(新潮社)
荻堂顕『飽くなき地景』(KADOKAWA)
木下昌樹『秘色の契り』(徳間書店)
月村了衛『虚の伽藍』(新潮社)
#直木賞

第172回芥川龍之介賞 候補作

舞台は南太平洋の楽園、ボラ・ボラ島。白人女性“ミスユニバース”を巡って10人の男が競う。Mr.L.A.、Mr.ロンドン、そしてMr.東京―やがてショーの視聴者たちは「自分だけのDTOPIA(デートピア)」を編集しはじめ、楽園の時間は膨張する。第46回野間文芸新人賞候補作。

高明なゲーテ学者、博把統一は、一家団欒のディナーで、彼の知らないゲーテの名言と出会う。
ティー・バッグのタグに書かれたその言葉を求めて、膨大な原典を読み漁り、長年の研究生活の記憶を辿るが……。
ひとつの言葉を巡る統一の旅は、創作とは何か、学問とは何か、という深遠な問いを投げかけながら、読者を思いがけない明るみへ誘う。
若き才能が描き出す、アカデミック冒険譚!

今日こそ彼らに往復ビンタ。もやもやはびこる職場と私を描く芥川賞候補作。同じ部署の三人が近頃欠勤を繰り返し、その分仕事が増える私はイライラが頂点に。ある日、三人のうちの一人、先輩女性の下村さんから、彼らの三角関係を知らされる。恋人を取られたのに弱っているのか開き直っているのか分からない下村さんの気ままな「ダンス」に翻弄される私は、いったいどうすれば--新潮新人賞受賞作。

大事な人が、かつてここにいた
確かなしるしを何度でも辿る──

喪失を抱えたまま生きていく、祈りの記録。
ロングセラー『旅する練習』の著者がはなつ最新作。

「これは、叔母がどんなに私を思ってくれていたかということを、その死後も巧妙なやり方で繰り返しほのめかされ時には泣かされたところでぴんぴんしている、根深い恨みである。」

実家を出て二年、作家になった二十四五の私は弟の結婚式に参列するため、仙台に向かっている。
五年前に亡くなった叔母の痕跡を求めて、往復する時間の先にあるものとは。

第172回直木三十五賞 候補作

小樽の古民家カフェ「喫茶シトロン」には今日も老人たちが集まる。月に一度の読書会“坂の途中で本を読む会”のためだ。この会は最年長92歳、最年少78歳の超高齢読書サークル。それぞれに人の話を聞かないから予定は決まらないし、連絡が一度だけで伝わることもない。この会は発足20年を迎え、記念誌を作ろうとするが、すんなりと事が進むはずもなく…。

科学だけが気づかせてくれる明日、5つの物語。

不動産事業で財を成した旧華族の烏丸家。その嫡男として生まれた治道は、東京に無数のビルを建設し、伝統ある景観を変えてしまう家業を嫌い、烏丸家に伝わる美しい名宝の数々を守っていきたいと志していた。だが、父・道隆の企みにより、家宝である粟田口久国の「無銘」が凶暴な愚連隊の手に渡ってしまう。刀を取り戻すため、治道はある無謀な計画を実行するのだが…。戦後復興と経済成長、オリンピック―時代が進み、東京の景色が変化し続ける裏側で「無銘」に関わる事件が巻き起こる。刀をめぐる一族の秘密と愛憎を描く美と血のノワール。

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