紀伊國屋書店:紀伊國屋じんぶん大賞2018 読者と選ぶ2017年の人文書ベスト30

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紀伊國屋じんぶん大賞2018 読者と選ぶ2017年の人文書ベスト30

紀伊國屋じんぶん大賞2018

(2016年12月~2017年11月出版の人文書/第8回)

紀伊國屋じんぶん大賞2018 大賞
『中動態の世界 意志と責任の考古学』
國分功一郎さん 受賞の言葉
中動態の世界 意志と責任の考古学

 この本を出版して以来、多くの方々から感想をいただき、また多くの方々と対話を重ねてきました。著書を世に問うことは終着点ではなくて出発点なのだとの思いを強くしています。というのも、出版後も自分の考えは更に前に進んでいるからです。

 この本では意志についてはそれなりの頁を割いて論じていますが、責任についてはあまり多くを語っていません。ですが、この本を出版し、多くの方からお考えを聞かせていただくことで、責任の概念を考え直すヒントをたくさん得ることができました。

 この本では意志と一体となった責任の概念を論じています。しかしそのような責任は責任の堕落した姿ではないでしょうか? なぜ責任を英語でresponsibilityと言うのか? なぜ責任が応答responseと切り離せないのか? 責任が応答と切り離せないとすれば、それは自分の目の前で起こったことや自分が知ったことへの応答としてあることになります。

 たとえば強盗に襲われた旅人が身ぐるみを剥がされ、半殺しにされたまま地面に横たわっている。誰もその人を助けようとしない。けれども、通りかかったある人物がその人を気の毒に思い、介抱し、宿に連れて行って、宿代まで代わりに支払う。その人はこの旅人を前にして何か応答しなければならないものを感じたからそうしたのでしょう。義の心と言ってもよいのかもしれません。ここには責任の原初形態とでも呼ぶべきものがあります。

 それに対し、意志と一体になった責任とは、応答すべき立場にあるにもかかわらず応答しない人に対して、意志という概念装置を使って強制的に応答させる、そのような責任のことです。それは責任の原初形態からはほど遠い、その堕落した姿なのです。ですが私たちは責任というと、まずそのような責任の姿を思い浮かべます。ですから『中動態の世界』もそれを扱いました。しかし責任はそのようなあり方にとどまるものではありません。

 「受賞の言葉」だというのに論文のようなことを書いてしまいました。しかしもはや私は、この本を書いていた頃の思い出や、この本に込めた想いを語れる状態にはありません。多くの方々から感想をいただき、また多くの方々と対話を重ねてきました。この本が出発点となって、私の内でも私の外でも多くのことが前に進んでいます。そのことをここに報告したいと思います。そして、そのように報告できるのは多くの方々がこの本を読んでくださったからであり、この本が紀伊國屋じんぶん大賞を受賞できたのもそれ故のことだと思います。こんなことはまず滅多に起こらないことです。本当にありがとうございます。

國分功一郎さん

國分功一郎(こくぶん・こういちろう)
1974年千葉県生まれ。東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了。博士(学術)。高崎経済大学准教授。専攻は哲学。主な著書に、『スピノザの方法』みすず書房、『暇と退屈の倫理学 増補新版』太田出版、『ドゥルーズの哲学原理』岩波現代全書、『来るべき民主主義』幻冬舎新書、『近代政治哲学』ちくま新書、『民主主義を直感するために』晶文社など。本書『中動態の世界』医学書院で、第16回小林秀雄賞受賞。

*プロフィールは当時のものです。


紀伊國屋じんぶん大賞2018

(2016年12月~2017年11月出版の人文書/第8回)

*「紀伊國屋じんぶん大賞2018」は2016年12月~2017年11月(店頭発売日基準)に刊行された人文書を対象とし、2017年11月1日~11月30日の期間に読者の皆さまからアンケートを募りました。
*当企画における「人文書」とは、「哲学・思想、心理、宗教、歴史、社会、教育学、批評・評論」のジャンルに該当する書籍(文庫・新書含む)としております。
*推薦コメントの執筆者名は、一般応募の方は「さん」で統一させていただき、選考委員は(選)、紀伊國屋書店一般スタッフは所属部署(当時)を併記しています。

紀伊國屋じんぶん大賞2018 👑 大賞 👑

推薦コメント
「する」でも「される」でもない行為のあり方を示唆する中動態。失われたこの態を求めて、言語学と哲学の交わるところで遂行される思考の考古学のおもしろさ! 一読三嘆、言語観ばかりか世界の見え方も変わるに違いない。
山本貴光さん
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私たちの行為は必ずしも「する・される」だけでは言い表わせません。何を食べるか選択する時でさえ「食べたいから食べる」以外のさまざまな影響が与えられています。その、さまざまが中動態なのではないでしょうか。古典ギリシアの時代まで遡りハイデッガーやアレントと出会うまでの長い読書の旅の最後、希望の光が降り注ぎます!
木村麻美さん
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読む前と読んだ後で世界の見え方がガラリと変わる。スケールの大きな野心的な試みに感動しました。
長谷川裕さん
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さながら推理小説のように展開される、中動態の謎を解く旅を堪能した。「自由を追求することは自由意志を認めることではない」という一節は、自由論にとっても大変な示唆を含んでいる。
斎藤哲也さん
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『暇と退屈の倫理学』から5年半......「する」「される」の起源を論考した本書。意志、責任、秩序。言語により規定される思考。自身の内面/外面から生じる依存症の治癒にも可能性を開く、「中動態」から見える景色だ。
橋本亮二さん
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2位

推薦コメント
「21世紀のあらたな連帯」を語る哲学書。こう書くと敷居は高いかもしれないが、本書が目指しているのは、今とは別の方法で人は生きられないか、どんな風に振る舞えば世界は今より生きやすいものになるかということだ。何においても惜しむところなく書き尽くされた文章からにじみ出る誠実さに、著者とその思索の魅力を感じる一作。
(選)小林翔太
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マルチチュードの限界を乗り越えて、21世紀の連帯のすがた、そしてそれを実現するための方角をはっきりと描き出した傑作。
斎藤哲也さん
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本書は、著者の過去の複数の著作の「続編」という位置づけになっており、そこに上手さや妙味を感じます。これまで哲学の世界では焦点が当たりにくかった「観光客」という視点から、政治・経済、国際関係などの現代社会の諸問題に切り込む刺激的な一作です。
竹中信介さん
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3位

推薦コメント
境界を否定するのではなく、別に「引き直す」ことで、コミュニティからこぼれ落ちてしまうものを包摂することの提案。断絶とつながりばかりが注目されつつある近年のなかで、生のフィールドワークを背景に論じられた「引き直し」論はとても魅力的に思える。
三橋輝さん
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この本をはじめて読んだ時、面白かったのはもちろんですが、何よりも著者の人間性に脱帽しました。エチオピアで感じた些細な「ずれ」や「はみだし」を、卵を温めるように大切に分析し、「つながり」を紡ぎ出す。本書に通底するそんな想いが、この本に他には無い内容と深みを与えているのだと思います。人類学を起動する、新たなマスターピース。
(選)小山大樹
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もう、ヒーローやヒロインをただ待っているような時代ではない。一人ひとりが世界を自分にたぐりよせ、考え続けるしかないのではないか。からまった糸をときほどいてゆくように、がんじがらめになってしまった私たちの思考を、エチオピアという視点から、少しずつほどいてゆく。読み終えた時に感じたかすかな風のような希望は、あたらしい人文書の書き手の誕生とも、重なるような気がしました。
(選)林下沙代
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4位

推薦コメント
暴力をうける、住む場所を追われる、貧困の中で子どもを産み育てる――すべて10代の女性たち。どうしようもない環境の中で、でも生き抜こうとする彼女らの姿が上間氏の文章をとおして鮮明に伝わってきた。今年、とても印象に残った1冊です。
多田順子さん
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『裸足で逃げる』が画期的な点は、女の子たちの「しんどい」話を、継続的に聞いてきたところです。継続的に聞くことで、彼女たちの生活における人間関係の広がりと、人生に刻まれた印象的な出来事、そしてその困難が、そこには描かれています。推薦書は、彼女たちの物語を記したもうひとつのアルバムでもあります。
打越正行さん
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5位

推薦コメント
「文学」ってなんだ?――この簡潔ながら答えに窮する問いに対し、すべてを更地にして考え始め、これでもかというほど解きほぐしながら一歩ずつ核心部に迫っていく......これは楽しい! 読者への配慮もぬかりなく、装幀も美麗。すべての読書人に薦めたい名著。
堤真二さん
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「凡そ文学的内容の形式は(F+f)なることを要す。」――数多の文学青年を悩ませた謎の命題で知られる漱石の『文学論』を徹底読解し、110年後の現在でも使える 「文(学・術)」の全体論としてヴァージョンアップする大労作! 分野を越える学術・創作・産業の協同の可能性を示すマッピングとしても後世に残る仕事。
(選)野間健司
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6位

推薦コメント
勉強を、あるキモさから別のキモさへ移るための道具、とした画期的な本。普通でいられない「キモさ」に着目したのと、その場に留まれない=「移る」という動的な切り口で勉強を定義しなおしたところに痺れた。
白石正明さん
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勉強とは自己と向き合い、己を高める行為であると同時に、他者との関係性に変化をもたらす可能性を秘めた危険な行いであること。それまでの自分との決別を経て、「一周回って」バカになれるか?
(選)相澤哲洋
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7位

推薦コメント
療養所入居者たちがどのように生活状況の改善を試みてきたか、そしてその改善がハンセン病に関わる政策と制度、日本の社会保障と福祉政策に影響したかを示そうとする一冊。「内容と形式において自他を肯定し続ける営みが、結果的に、変革への推進力となることもあるのだ」(p.165)。否定性を肯定性への契機に作り変えていく、ささやかな運動がかたちになるさまに感銘を受けた。
大矢靖之さん
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とにかく文章が美しくて、読んでいると心が洗われます。病気や隔離などテーマは悲しく重たいはずなのに、この本には不思議な暖かさがあります。仲間と手をとりあって悲惨な状況を変えてゆく様子がいきいきと描かれており、映画を観ているような気分になりました。勇気をもらえました。
吉良加奈子さん
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8位

推薦コメント
生物学者福岡伸一氏が、難解で知られる西田哲学を生命科学の言葉で読み解いていく思索の旅が語られている。生命を分解して理解する分析的思考ではなく、生命そのものと一つになって理解するピュシス的思考という新しい知のあり方に読者は魅了されるであろう。
田原照子さん
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西洋哲学や科学の限界が露わになってきている中で、それらを超克する可能性をもつ西田哲学の現代的意義が述べられるとともに、知の統合の重要性を説き、文理融合を対話によって実現している。「ロゴス(論理)対ピュシス(自然)」の構図の呈示により、従来の解説書には見られない新解釈の西田哲学入門書となっている。
柴村登治さん
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9位

推薦コメント
イギリスの児童託児所で働く著者が綴る「地べたから見る英国」。アカデミックになりすぎず、情に訴えるエピソードもあり、やはり労働者でありながら思想家だったエリック・ホッファーの再来かと憧れます。
樋口めぐむさん
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今年はブレイディみかことの出会いが大収穫でした。『花の命はノー・フューチャー』で遅れてきたファンになり、『THIS IS JAPAN』を経て、本書に行き着きました。空理空論が大手を振ってまかりとおる昨今、「政治は生きることであり、暮らすことだ」というメッセージが新鮮。
小山英俊さん
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10位

推薦コメント
現代の哲学的問題を明晰な理路で描き出し、さらには発展させ、独自の理論を生成。本書で展開される強靭な思考は、ジャンルを越えた、多くの製作者を触発しうるものだと思います。現代思想の入門ではなく、更新。
(選)伊藤隆弘

11位

推薦コメント
筆者は死刑廃止論者だ。だが、それを望む感情が分からない訳ではない。本書は存置ありき廃止ありきではなく、中立な視点から死刑を考えるスリリングな論考だ。死刑だけでない。戦争、安楽死、人工中絶など「国家による殺人」とは何かを、道徳の観点から問いかけてくる。そのどちらの立場に関わらず、読んで考えて欲しい。
岡橋渉さん

12位

推薦コメント
若手研究者によるロンギノス『崇高論』を素材にしたレトリック論。ことばが本来的にもつ修辞性に光をあてた画期的論考。
西谷能英さん

13位

推薦コメント
「ポストトゥルース」「反知性主義」の時代、学ばないといけないのは私たち大人だと痛感します。12のキーワードから日本社会を考え直すための「大人の教科書」。思考停止で行動しないために本書片手に一度立ち止まって考えてみませんか?
(選)一戸悠二朗

14位

推薦コメント
文中の「コンティンジェンシー」を理解して毎日を過ごせば、もっとワクワク・ドキドキが身近になるはず。古今東西の人物や出来事について縦横無尽に語ったかと思えば、ご自身の肺がん発覚やこれまでのキャリアについても語る。読了しても、氏のような「知」は得られないが、「何か」が残る。不思議な「寄り道」のような本。
吉岡聡さん

15位

推薦コメント
麻薬的に魅力的な栗原節がまたもや炸裂し、一遍上人が踊りだす。そう、ぜんぶ捨てて踊りだせばよいのだ。踊って、死んで、生きて、極楽へ。なむあみだぶつ。ちなみに参考文献はちょうまともです。なめんな。
松野享一/書籍営業部

16位

推薦コメント
人口動態に基づいた未来予想は大きく外れることがない。1ページめくるごとに、次の年にはどんな恐怖が襲いかかるのだろうとゾクゾクする。日本滅亡へのカウントダウンを淡々と唱えているかのような、極上の「ノンフィクションホラー」とでも呼ぶべき衝撃の一冊。
ヨネザワさん

17位

推薦コメント
維新後の日本が近代化してゆく過程を、政党政治・資本主義・帝国主義・天皇制の観点から分析してゆく。戦前の日本の営為に対する鋭い観察が、現在の日本の政治状況・社会状況を照らし出す。著者研究人生の集大成。
(選)福原稔

18位

推薦コメント
哲学者ハンナ・アレントの著作と同一の書名を授かったこの書籍は、20世紀初頭のドイツと同じく、右傾化し自由が奪われた時代(=暗い時代)の問題意識を共有しています。その中で、自らの信条に従い生きた9人の光が、希望を絶やさず生きることの価値を照らします。現代を暗い時代と呼ばせないためにも、一読を推薦します。
(選)髙部知史

19位

推薦コメント
文化人類学の古典のような本が現代に出版されるとは驚きだ。パタゴニアの住民たちの奇祭からは現代アートに通じるような不思議な美しさや祭りの記録。それだけでも驚きだが、それ以上に凄いのは地の果てともいえる彼らのことを記録してあるという事実。人間は今も昔も人間を記録、分析、研究しなければ気が済まないようだ。文化人類学の原点を思い知らされた。
(選)生武正基

20位

推薦コメント
今の日本政治に対する佐藤優の危機感が強く表れた講義録です。悪意ある思想家の理論の飛躍や悪質なイデオローグに騙されないよう、生きるための知的鍛錬の重要性を再認識させられます。またこれから書かれるであろう佐藤優の国家論の片鱗を垣間見ることが出来ます。
(選)桑原勇太

21位

推薦コメント
仏文学を専攻する渡辺が、戦中悲壮な決意を秘めて訳したマンの言葉が今甦る。名高い評論および貴重な中野重治との往復書簡を収め、ユマニスムの粋を凝縮。山城むつみの解説も圧巻。
(選)大籔宏一

22位

推薦コメント
「生きて帰れたら、自分で話そう。帰れなかったら、日記を読んでもらおう」14歳の少女が自身の死を意識して、日記の冒頭にこのように書いたことに衝撃を受けた。少女の目線を通して見るゲットーや強制収容所での日々はあまりに過酷で苦しいが、目を背けてはいけない歴史であることを改めて痛感した。
(選)木下愛子

23位

推薦コメント
ユダヤ人の大量虐殺を行ったナチ高官たち。実の子どもたちから見た父親はどのような姿であったのか。そこには家族を愛する普通の父親が描かれていた。しかし戦後、父親の名は子供たちの生活に暗い影を落としてゆく。戦争とは関わった者すべてが何らかの被害者であることを考えさせられた。
(選)木下愛子

24位

推薦コメント
哲学者と詩人についての考察から、詩の言葉と哲学の言葉の関係性を論じている。終章で展開される隠喩の問題についての詩論は、もう一度詩の言葉の可能性について考えるきっかけとして、現代詩の関係者だけでなく人文書の読者に広くお薦めしたい。
(選)桑原勇太

25位

推薦コメント
少しでも日本史に興味があればたのしめるソフトな内容。ただ、"この国の支える文化の話"の中で日本の出版文化にふれた章は力強さを感じた。
伊藤恵理子/札幌本店

26位

推薦コメント
なぜ戦前の右翼や国粋主義者たちは、「絶対他力」や「自然法爾」に代表される親鸞の思想に次々とハマっていったのか? また、それがなぜ「弥陀の本願=天皇の大御心」などと、"国体"を正当化する論理として用いられるに至ったのか? 近代日本思想の盲点を衝き、現代も続く信仰と愛国の危険な蜜月に迫る一書です。
小山健秀さん

27位

推薦コメント
「チャヴ」とは、イギリスで労働者階級全般のことを指す侮辱語。政治による分断・分断による差別が野放図に拡がり、一度根付いてしまった状況は深く沈潜し、いつしか当たり前になる――。自己責任論による格差が跋扈する日本でも、イギリスの問題は対岸の火事ではない、と強く思う。現在と将来を真剣に考えるための必読書。
中島久暢さん

28位

推薦コメント
"アメリカンドリーム"が実は格差により固定され、すでに崩壊していることを、膨大なデータと、調査から描写した一冊。格差が如何に問題か、それが"われらの子ども"に与える影響はどれほどかがわかる。今後この格差を埋めるにはどうしたら良いか、よく考えさせられる。
牧千暁さん

29位

推薦コメント
善い・悪いってそもそもなんだろうか?正しいってなんだろうか?誰もが一度くらいは考えたことがあるこの疑問に正面からぶつかっていく。残念ながら本書に解答はない。でも疑問に答えようとするうちに見えてくるあれこれって意外と見落としがちだったかもしれません。
(選)一戸悠二朗

30位

推薦コメント
教育については誰でも一家言あるといわれる。昨今、大学改革の嵐が吹き荒れるなか、関連する書籍は多数あれど、本書に匹敵するものは未だ見当たらない。本書は、これまでの改革の方針とデータから、論点を的確に取り上げ、大学が本来どのようなものであったか、その歴史をもきれいにまとめ上げている。これからは、確実に高等教育にメスが入るであろうし、それは日本の財政事情・大学と学生数の比率からしても確実に行われるであろうし、そうあるべきだろう。教育において、大学改革は、しばらくのあいだは一つの焦点となる。現在ニュースになっている、高等教育の無償化について議論されるときには、ぜひ本書を議論のたたき台にしてほしい。
小彼積民人さん

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