紀伊國屋書店 出版部 目録 [心理学・精神医学]

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2023年4月現在


2
46判 120頁 本体1,200 円
水島広子
2023978-4-314-01194-5
死にたいのではなく,こんなに生きづらい人生からおりたいのです――日本の自殺死亡率は先進主要7カ国(G7)で最も高く,特に女性の自殺死亡率は世界で2番目ときわだって高い。精神科医が,「消えてしまいたい」「もう終わりにしたい」「すべて投げ出してしまいたい」と思いながら日々を送る人たちに向けて,生きづらさを和らげるためのヒントをやさしく説く。

77
46判 160頁 本体1,200円
水島広子
2014978-4-314-01118-1
自信を持てるものが何もない/親の干渉がうるさい/すぐ人と比べてしまう/LINE,Instagram……ストレスなのにやめられない――最近トラブルの増えているSNSとのつきあい方をはじめ,友だちや親との関係など,10代が抱えるさまざまな悩みに対人関係療法の第一人者が答え,ストレスから心を守って自分らしく生きるための「心の原則」を教える。

104
思春期の心と向きあう
46判 240頁 本体1,300円
水島広子
2011978-4-314-01075-7
いじめ,不登校・ひきこもり,反抗期,性的逸脱,ドラッグ,自殺のリスクも高い思春期うつ病,摂食障害――思春期の問題行動や心の病の奥底には,「自尊心」の低さが潜んでいる。日本における対人関係療法の第一人者で,思春期前後の心の病を専門とする人気精神科医が教える,「自尊心」と「コミュニケーション力」の高い子どもの育て方。

133
46判 288頁 本体1,600円
水島広子
2007978-4-314-01033-7
「わがまま病?」「母親のせい?」「過食を抑えれば治る?」日本では数少ない摂食障害(拒食症と過食症)の専門医が教える「新しい常識」。多くの誤解と偏見を正し,患者とその家族に「治す」ための正しい知識を提供する。数多くの臨床試験で摂食障害やうつ病への治療効果が実証されている「対人関係療法」を紹介。

9
46判 208頁 本体1,600 円
村中直人
2022978-4-314-01188-4
「叱る」には効果がないってホント? 「叱る」には依存性があり,エスカレートしていく――その理由は,脳の「報酬系回路」にあった! 児童虐待,体罰,DV,パワハラ,理不尽な校則,バッシング報道……。子ども,生徒,部下など,誰かを育てる立場にいる人必読! つい叱っては反省し,でもまた叱ってしまうと悩む,あなたへの処方箋。精神科医・松本俊彦氏推薦!

59
脳・心・体のつながりと回復のための手法
46判 688頁 本体3,800円
ベッセル・ヴァン・デア・コーク柴田裕之杉山登志郎解説
2016978-4-314-01140-2
トラウマの臨床と研究を牽引する世界的第一人者が,精神疾患や自己免疫疾患,児童虐待,性被害の背後に潜むトラウマによる脳の改変のメカニズムを解き明かす。薬物療法や従来の心理療法の限界を示し,EMDR,ニューロフィードバック,内的家族システム療法,PBSP療法,ヨーガ,演劇など,身体志向の様々な治療法の効果を最新の脳科学で立証する全米ベストセラー。

78
対立を超えるための道徳心理学
46判 616頁 本体2,800円
ジョナサン・ハイト高橋洋
2014978-4-314-01117-4
理性に訴えるリベラルは,感情に訴える保守には勝てない――気鋭の社会心理学者が,従来の理性一辺倒の道徳観を否定し,感情のもつ力強さに着目した新たな道徳心理学を提唱する。豊富な具体例と,進化心理学や生物学,哲学,社会学などの幅広い知見を応用した説得力のある理論で道徳を多角的に分析し,明快に解説した全米ベストセラー。

218
人を傷つけずにはいられない
46判 336頁 本体2,200円
マリー=フランス・イルゴイエンヌ高野優
1999978-4-314-00861-7
巧妙にも自分の手は汚さずに,言葉や視線,ほのめかしや意味ありげな仕草で相手のこころを傷つけていく行為=モラル・ハラスメント。家庭で職場で日常的に行なわれるこの「見えない暴力」は,被害者をうつ状態のスパイラルへと陥らせ,ひどい場合は自殺に追い込むという。本書は豊富な臨床体験に基づいて,その実態を徹底分析。有効な対処法も提示する。

68
26枚の名画に学ぶ幸せに生きる方法
A5判 312頁 本体2,400円
クリストフ・アンドレ坂田雪子監訳繁松緑
2015978-4-314-01132-7
心のバランスを回復させる瞑想とは――Google,インテルなどの企業が研修にとりいれ,集中力,創造性の発揮やストレス軽減等の効用が注目を集めている「マインドフルネス」のトレーニングを,フランスで人気の精神科医が,モネ,マグリットなどの絵画を読み解きながら,やさしい言葉で紹介する。12か国で翻訳された,フランスで40万部のベストセラー。

79
46判 360頁 本体2,200円
フレデリック・ファンジェ高野優監訳内山奈緒美
2014978-4-314-01122-8
自信は,〈自己評価〉〈行動〉〈自己主張〉から成り立っている――自信のメカニズムを理解し,自分で簡単にできる心のトレーニングによって自信を育て,いろいろなことに挑戦する一歩を踏み出すための本。今まで自信がないことが原因で陥っていた悪循環から抜け出す方法を,フランスで人気の精神科医が,豊富な事例と図表でやさしく説く

89
46判 360頁 本体2,200円
クリストフ・アンドレ高野優監訳伊藤直子臼井美子坂田雪子荷見明子
2013978-4-314-01107-5
21人の精神科医,心理療法士などが,みずからの抱えたうつ病,社交不安障害,パニック障害,閉所恐怖症,薬物依存,パワハラなどの精神的な病や悩みを正直に告白し,どのように対処したかについて綴る。フランスの人気精神科医クリストフ・アンドレが,「この世には弱い人間も強い人間もいない」という考え方に基づいて編纂。

134
あがり症・内気・社会恐怖の心理学
46判 344頁 本体2,200円
クリストフ・アンドレパトリック・レジュロン高野優監訳野田嘉秀田中裕子
2007978-4-314-01024-5
人前に出るとドキドキして何もできない,人から注目を浴びるのが辛い,初対面の人と話をするのが苦手……対人関係における不安や恐怖(社会不安)を感じる人は多い。何が人をそうした状況に陥らせるのか? 精神科医のコンビが,豊富な実例や図表,楽しいコラムを交えながら,社会不安のメカニズムを平易に解説。タイプや度合いに応じた改善法も提示する。

205
なぜあの人は自分に自信があるのか
46判 388頁 本体2,200円
クリストフ・アンドレフランソワ・ルロール高野優
2000978-4-314-00877-8
自分で自分のことをどう思っているか――すなわち〈自己評価〉は,恋愛,結婚,子育て,友人関係,仕事など,あらゆる場面で私たちの考え方や行動に大きな影響を与えている。あなたの自己評価は高いか低いか? 安定しているか不安定か? 精神科医のコンビが,豊富な実例と図表を使いながらそのメカニズムを平易に解説。自己評価改善法も提示する。自己診断表付き。

105
46判 264頁 本体1,800円
D.エマーソンE.ホッパー伊藤久子
2011978-4-314-01090-0
トラウマ・ケアの世界的権威として知られるヴァン・デア・コーク博士が創設した米国ボストンのトラウマ・センターで開発された,「トラウマ・センシティブ・ヨーガ」について紹介。トラウマ治療にヨーガを活用し,身体を自分のものとして取り戻すことが大切であることを,トラウマを抱える人,医療者,そしてヨーガ・インストラクターへ具体的に提唱する。

112
子どもの脳とトラウマ
46判 392頁 本体1,800円
ブルース・D.ペリーマイア・サラヴィッツ仁木めぐみ杉山登志郎解説
2010978-4-314-01061-0
子どもの脳はトラウマからいかに回復するのか――「虐待先進国」アメリカで,カルト教団集団自殺,コロンバイン高校銃乱射事件,9.11など,多くの有名事件でトラウマを負った子どもたちの治療を手がけた児童精神科医が,性的虐待やネグレクトなど深刻なトラウマを経験した子どもの事例を通して,虐待が脳に与える影響と回復への道筋を描くノンフィクション。

168
B6判 192頁 本体1,300円
岡田康子編著
2004978-4-314-00960-7
パワー・ハラスメントとは,職権などの何らかの力を背景にした,職場における嫌がらせ,いじめ,暴力のこと。これがはびこれば,直接の被害者はもちろん,他の社員や組織自体に与えるダメージも計り知れない。この言葉の名づけ親で,窓口相談や啓発活動に従事してきた第一人者が,事例の蓄積を生かしながら実態を分析,様々な視点からの対処法を提案する。

169
46判 376頁 本体2,000円
パトリック・レジュロン高野優監訳野田嘉秀
2004978-4-314-00959-1
仕事が片づかない,ミスが許されない,eメールに時間をとられる,上司とうまくいかない,会社に行きたくない……ストレス要因に事欠かない現代の職場。心身の病気にいたることも珍しくない。いったいどうすればよいのか? フランスの精神科医が,豊富な実例や自己診断テストをまじえながら,基本的なしくみから具体的な対処法まで,ストレスのすべてを平易に解説。

170
46判 240頁 本体1,600円
岡野憲一郎
2004978-4-314-00974-4
英語は苦手,性格は気弱,勤務先は難しい患者が集まる州立病院……。アメリカ中部の田舎町で17年の臨床経験をもつ精神科医が,日々悪戦苦闘する中で,時に大真面目に時にユーモラスに綴った比較文化論風エッセイ。〈目次〉精神病院から見たアメリカ/アメリカ人だって対人恐怖になる/精神科医,このやっかいなもの/やはりヘンだ,日本の父親/他

189
46判 208頁 本体1,600円
ジョジアーヌ・ペラン朝比奈弘治岩澤雅利
2002978-4-314-00919-5
少女は,きょうだいの中で唯一母親から執拗にいじめられ続け,医者の通報で保護された。施設のシスターや,同じ境遇の仲間とのかかわりの中で,自身の人生を歩む勇気と智恵を学び,母との決別に至るまでを追想した,フランス人女性の自叙伝。多感な少女群像をみずみずしく描きつつ,児童虐待問題の根絶を願う著者の,切なる思いにあふれた感動の実話。

197
支配されない ための11章
46判 256頁 本体1,500円
イザベル・ナザル=アガ田口雪子
2001978-4-314-00905-8
相手を支配したい欲求が異常に強い人たち(=マニピュレーター)がいる!――彼らは愛をふりまいて近づいておきながら,ひとたび結婚すれば態度を豹変させ,様々な〈こころの暴力〉によって相手を精神的に追いつめていく。このような人間との生活はどんなものか? 苦しみつつも別れられないのはなぜか? 多くの証言から実態を解明し,対処法も示していく。  

219
〈増補改訂版〉
A5判 528頁 本体5,600円
C. G. ユング林道義
1999978-4-314-00840-2
人間のこころには,フロイトのいう個人的な無意識だけでなく,人類に共通の集合的無意識がある…ユングの独創であり,卓見である「集合的無意識」とそのパターンとしての「元型」をめぐるユング自身の理論的文章をすべて収録。古今東西の該博な知識に裏づけられたユングの名文を長年の研究に基づいた丁寧な訳注・解説を付け,日本語で再現。

226
46判 396頁 本体3,600円
E. フラー・トリー他岡崎祐士監訳岡崎万紀子
1998978-4-314-00818-1
分裂病,躁うつ病などの精神病はいつ,なぜ始まるのか? 「生まれか育ちか」をめぐる長年の謎から,ふたご研究という方法論が登場して60年,ついに大規模な研究が実施された。一方は分裂病を発病しているのにもう一方は健常であるペアを中心に,66組の一卵性双生児を,関連分野50数人の研究者が検査・分析。その成果をまとめた,この分野の画期的著作である。

261
46判 248頁 本体1,359円
西田公昭
1995978-4-314-00713-9
人はだれでもマインド・コントロールされる! 日本の元カルト信者を実際に調査した気鋭の社会心理学者が,カルト集団の誘いのテクニックから,組織内での心理操作,脱マインド・コントロールまで,豊富な実例と心理的実験をあげながら,その原理を明快に解き明かす。今,すべての人が実学として知るべきマインド・コントロールのすべて。浅見定雄氏推薦。

336
46判 360頁 本体3,800円
デイヴィド・バカン岸田秀久米博富田達彦
1976978-4-314-01056-6
人間の両性性の概念,近親相姦願望とそれに対する罪悪感,夢判断の技法,象徴の解釈…。フロイド理論の多くの側面は,意識的または無意識的に,ユダヤ神秘主義思想と深くつながっていた。フロイドの著作や書簡とユダヤ思想の文献を詳しく対比させながら,フロイド的思考の起源に迫る。人間フロイドの内面を照射した,ひとつの思想の形成の物語。

340
生物科学としての心理学
A5判 440頁 本体3,000円
ドナルド・O. ヘッブ白井常他訳
1975978-4-314-00130-4
脳の生理化学の急速な進歩により,心理学は人間の心を明確な科学的対象として探求することが可能になった。ここに,広義の人間の行動学,すなわち意識・情報・学習・思考を生理的に扱う学問が成立した。本書は,アメリカ心理学界の第一人者であるヘッブが,生物学を含む関係者に〈生物科学としての心理学〉を紹介した最高の入門書。第二版を大幅に改訂。
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