紀伊國屋書店:【Zoom配信】紀伊國屋書店Kinoppy&光文社古典新訳文庫読書会#81  型破りで奇抜な手法が刺激的。ブラジル文学の秘められた大傑作、『ブラス・クーバスの死後の回想』の魅力 訳者・武田千香さんを迎えて

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【Zoom配信】紀伊國屋書店Kinoppy&光文社古典新訳文庫読書会#81  型破りで奇抜な手法が刺激的。ブラジル文学の秘められた大傑作、『ブラス・クーバスの死後の回想』の魅力 訳者・武田千香さんを迎えて

日時
場所
    紀伊國屋書店
  • 新宿本店
  • オンライン:Zoom配信

紀伊國屋書店Kinoppy&光文社古典新訳文庫読書会#81
型破りで奇抜な手法が刺激的。
ブラジル文学の秘められた大傑作、『ブラス・クーバスの死後の回想』の魅力
訳者・武田千香さんを迎えて


古典新訳文庫の数あるラインナップのなかでも“異色”とも言えるのが、このブラジル文学の古典、『ブラス・クーバスの死後の回想』です。ブラジルの文学百選を募ると、必ず上位に入り、同じ作者の『ドン・カズムッホ』とともに首位を争うこともあるというメジャーな作品なのですが、作者のマシャード・ジ・アシスは、残念ながら日本のみならず世界においても、作品の高い質にふさわしい知名度を獲得していません。ポルトガル語で書かれているのがその大きな理由です。それでも、複数の高名な批評家が世界の重要な作家に挙げていて、特にスーザン・ソンタグはあるインタビューで、「19世紀の主要な作家の一人、ラテンアメリカ最高の作家だ」と称賛しています。

死んでから作家となった書き手が、自らの人生で起きた出来事をつづる。カバにさらわれ、始原の世紀へとさかのぼった書き手がそこで見たものは......。とんでもなくもおかしい、かなしくも心いやされる物語で、ありふれた「不倫話」のなかに、読者をたぶらかすさまざまな仕掛けが施されています。160もの比較的短い章(断片)で構成され、章の一つ一つで主人公の人生のある局面が描かれます。物語の設定や奇抜な構成から“実験小説”のように思われるかもしれませんが、ではこの手法を作者はどのようにして生み出したのか。また、そこに込められている意図は何か。今回の読書会では、ブラジルという国、文化のふところの深さも含めて、本作品の魅力を訳者の武田千香さんにたっぷりと語っていただきます。

(聞き手:光文社古典新訳文庫・創刊編集長 駒井稔)

【日時】2022年7月29日(金)18:30~20:00

 

【会場】Zoom(オンライン)
 ※ご案内メールを当日までにメールでご連絡します。
 メール配信日:7月25日・29日の2回

 

【参加方法】
本イベントは無料イベントです。どなたでもお申込みいただけます。
2022年7月8日(金)~29日(金)18:30の間、下記より参加お申し込みを承ります。
視聴チケット(無料)はこちら(Peatixサイトが開きます。)

 

【注意事項】
*本イベントはZoomによる配信イベントです。当日店頭にご来店されてもご観覧いただけませんのでご注意ください。
*事前にZoomのバージョンが最新にアップデートされているかご確認の上ご視聴ください。
*お申込の際は、当日アクセスするアカウントと同じアドレスをご使用ください。
*配信はZoomのウェビナー機能というサービスを使用いたします。
*インターネット接続環境下のPCやスマートフォン、タブレットからのご視聴が可能です。
*視聴は登録制です。1名分のチケットで複数人がご登録されている場合はご連絡もしくは配信の停止を行うことがございます。ご注意ください。
*ご利用の通信環境により配信の遅延が起こる場合がございます。ご了承ください

 

【お問合せ】
紀伊國屋書店新宿本店代表 03-3354-0131

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このイベントの出演者

武田千香たけだ・ちか

東京外国語大学教授。文学を中心にブラジルの文化を研究する。主な訳書にマシャード・ジ・アシス『ブラス・クーバスの死後の回想』『ドン・カズムッホ』、オスカール・ナカザト『ニホンジン』、J.アマード『果てなき大地』、シコ・ブアルキ『ブダペスト』、P.コエーリョ『ポルトベーロの魔女』、著書に『千鳥足の弁証法』、『ブラジル人の処世術』、『ブラジルのポルトガル語入門』ほか、編書に『現代ポルトガル語辞典』などがある。

駒井稔こまい・みのる

1956年横浜生まれ。慶應義塾大学文学部卒。’79年光文社入社。広告部勤務を経て、’81 年「週刊宝石」創刊に参加。ニュースから連載物まで、さまざまなジャンルの記事を担当する。’97 年に翻訳編集部に異動。2004 年に編集長。2 年の準備期間を経て’06 年9 月に古典新訳文庫を創刊。10 年にわたり編集長を務めた。著書に『いま、息をしている言葉で。――「光文社古典新訳文庫」誕生秘話』(而立書房)、『文学こそ最高の教養である』(光文社新書)、『私が本からもらったもの 翻訳者の読書論』(書肆侃侃房)がある。

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