紀伊國屋書店:キノベス!紀伊國屋書店スタッフが全力でおすすめするベスト30 KINOKUNIYA BEST BOOKS 

ただ今、開催中

キノベス!紀伊國屋書店スタッフが全力でおすすめするベスト30 KINOKUNIYA BEST BOOKS 

2026年2月1日(日)から受賞者のコメント、推薦コメント、選考委員の選ぶ1冊などを掲載した小冊子を店頭で無料配布します!※在庫がなくなり次第終了となります

キノベス!2026

(2024年12月~2025年11月出版の新刊/第23回)

「キノベス!」は過去1年間に出版された新刊を対象に、紀伊國屋書店グループで働く全スタッフから公募した推薦コメントをもとに選考委員の投票でベスト30を決定し、お客様に全力でおすすめしようという企画です。今年は24名の選考委員が全社から集まった応募コメントを熟読し、ベスト30を決定しました。当社のスタッフが自分で読んでみてほんとうに面白いと思った本ばかりを自信を持っておすすめします。店頭で、ぜひお手にとってご覧ください。

キノベス!2026 第1位『世界99』(上・下)
村田沙耶香さん特別寄稿

『世界99』上
『世界99』下

 『世界』を書いている時間は、私にとって不思議なものでした。
 連載という形式で初めて小説を書きました。連載では、自分の書いた文章が、毎月小説になって空にあがっていき、もう自分の筆では触れられない場所へ行ってしまいます。いっぺんに書いて完成させる小説と違って、小説という手に負えない生き物の成長時期に、その珍妙な存在のそばで飼育員の自分が暮らしているような、奇妙な時間でした。
 書きながら、これは奇書だ、という言葉を自分の支えにしていました。これが本になるとき、きっとそれはすごく変な物体なのだろう。得体の知れない、悍ましい毒きのこみたいなもので、触れようとする人は滅多にいないに違いない。でも、世界中に3人か、もしかしたら5人くらい、この誰も近寄らない毒きのこに触れたり、うっかり口に含んでくれるひとがいるかもしれない。なんとなくそう感じていました。
 その感覚は正直にいうと今でも続いています。なので、この小説が本になったとき、いろんな本屋さんで展開してくださっているのを見て、とても驚きました。自分が小説を書いている実験室の中に、新鮮な空気がたくさん入ってくるような感覚に襲われました。
 ご近所の方に、「あの紀伊國屋さんに行きましたか?」と聞かれ、実はたまたまよく行く本屋さんなので既に売り場を見て密かに感動していたのですが、「い…え……」と答えてしまい、「見た方がいいですよ、絶対に!」と熱心に言っていただいたこともありました。
 私は、本屋さんの売り場を見るのが好きです。自分の作品に限らず、あるひとつの小説から、新しい言葉、色彩、イメージ、発想、がにょきにょき生えてきている様子をこの目で見ている、という気持ちになります。『世界』のそばに並ぶ、言葉や、形や、色彩を眺めると、うれしさと共に、自分の実験室に発生した小説を読んでくださったひとから発生したものが形になってそこにあるように感じ、率直に胸を打たれました。
 奇書なのに。毒きのこなのに。
 書き終えて空にあがっていった本は、いつも私の手に負えません。それを食べて、新しい言葉を世界に発生させてくださったことが、私には本当にうれしい、物凄く意外なできごとでした。
 お知らせを頂いたときもとても驚き、「もしかしたら妄想かもしれない」と思いました。
 もう新しい作品を書いている私ですが、『世界』という毒きのこから生えた未知の言葉を受け取って、読んで、食べて、また新しい毒きのこが生えてくるようにがんばります。次の作品への栄養をくださって、本当にありがとうございました。

村田沙耶香さんプロフィール写真(撮影/藤岡雅樹)
撮影/藤岡雅樹

村田沙耶香(むらた・さやか)
1979年千葉県生まれ。玉川大学文学部芸術文化学科卒。
2003年「授乳」で群像新人文学賞(小説部門・優秀作)受賞。
2009年『ギンイロノウタ』で野間文芸新人賞、2013年『しろいろの街の、その骨の体温の』で三島賞、2016年「コンビニ人間」で芥川賞、2025年『世界99』で野間文芸賞受賞。
著書に『マウス』『星が吸う水』『ハコブネ』『タダイマトビラ』『殺人出産』『消滅世界』『生命式』『変半身』『丸の内魔法少女ミラクリーナ』『信仰』などがある。

*プロフィールは当時のものです。

▶2026 小冊子 PDF版

 
歴代 キノベス!
2025202420232022202120202019201820172016201520142013201220102009200820072006200520042003
*キノベス!2011は欠番です。

キノベス!2026

(2024年12月~2025年11月出版の新刊/第23回)

🥇 1位 🥇

推薦コメント
村田さんのこれまでの小説の要素が凝縮されたような、ディストピア超大作! 読んでいる間は、常に頭を殴られ続けているようで苦しいので、覚悟を決めて挑んでほしい。性欲、性差別、人種、死生観、倫理観、世界が変化すれば当然、それらの価値基準も変化する。その変化の究極形を、鮮明に描いたのが本作である。こんな「世界」を、あなたはどう思うだろう。たくさん人の感想が聞きたい。
山田萌果/札幌本店
----------------------------------------
推薦コメント
人間の正しくない部分を見透かされたようでドキリとした。ずっと見て見ぬふりをしてきた「それ」をこの小説は静かに淡々と物語る。目まぐるしく変わるこの世界は重たく、苦しい。もうこれ以上悪いことが起きないでほしい。辛いことが起きないでほしい。そう祈っていたはずなのにいつのまにかそれを裏切って欲しいと思う自分もいた。この長い物語の中で主人公の空子がどう一生を遂げるのか。どうか最後まで見届けて欲しい。
鈴木沙織/旭屋書店 志木店
----------------------------------------
推薦コメント
読んでからアルパカが怖くって仕方ありません。
T.K./新宿本店
----------------------------------------
推薦コメント
この一冊で、世界の見え方が全く変わってしまいました。読む以前は、どんな認識で世界のことを捉えていたのか思い出せません。『世界99』という視点をインストールできたのが2025年最大の収穫。絶望の底を掘り、虚無の幅を拡大してくれた大傑作。
鶴見祐空/西武東戸塚S.C.店
----------------------------------------
推薦コメント
村田沙耶香が闘ってくれている。私たちの代わりに。血だらけになりながら。内臓をキュウキュウに絞られながら必死に食らいついて辿り着いたクライマックス。突き放されたね、そりゃもう見事に突き放されました。さすがですわ。それなのに、ボロボロになりながらも私はまだ『世界99』から出ることができないでいる。
竹下心/ゆめタウン博多店
----------------------------------------
推薦コメント
気軽に勧められる作品ではない。 でもこの作品を無視できる2025年ではなかったと思う程の衝撃作です。作中に描かれるディストピア世界は「やがてくるかもしれない未来」ではなく「限りなく“今”に近い別世界」であり、ディストピア世界はもう始まっているのかも、とすら感じます。
関谷薫人/泉北店
----------------------------------------

 

2位

推薦コメント
人間は、有限だ。 けれど、本を通して、私たちはどこまでも繋がっていける。 街の小さな古本屋「十月堂」。 本の中の無限の世界と、本を取り巻く無数の人々…本を作る人、読む人、買う人、売る人。「ああ、本っていいな」と噛みしめずにはいられません。読み終えればまた無性に本が読みたくなる、罪(積み?)作りな本です。
塩谷奈帆子/流山おおたかの森店
----------------------------------------
推薦コメント
本が好きで、旅先でも本に囲まれていると落ち着き、縁あって書店で働くようになったのに、時に溢れ出る本の山を前に途方に暮れてしまう…。そんな心もとない、不安に駆られている読書人や書店員に、古書店を舞台として様々な名著と登場人物の出会いの物語が展開する本書は、本当に力強いエールを贈ってくれると感じます。「本は歴戦のサバイバー」という言葉に、本が次の世代に手渡されていく力を信じ、読み続け、店頭に並べ続けたいと願いました。
山本直子/ゆめタウン広島店
----------------------------------------
推薦コメント
本を読む人もあまり読まない人も、きっと何かしら本や物語、書店に関する思い出があると思います。この本を読んでそれぞれの心の片隅にある記憶を思い出してほしいです。
Y.I./梅田本店
----------------------------------------
推薦コメント
人が生み出し、人を魅了させ、人よりも長く生きる「本」。古本屋「十月堂」で行き交う本と人の物語は、そんな「本」の持つ力を信じさせてくれます。まだまだ「本」にしかできないことがある。暗い話題ばかりの本の世界に輝く希望のような作品です。
小柴典子/仙台店
----------------------------------------
推薦コメント
今は本を読んでいなくても、身近に本を読む人がいて、その記憶があったり、子供の頃読んだ本が大人になっても印象に残ってたり、どんな人でも本が人生を彩ってくれていたことがあると思い出させてくれるし、きっと人は必要な時に必要な本と出会えるんだと感じられる物語です。
山本海斗/小田急相模原店
----------------------------------------

3位

推薦コメント
様々な形で物語中毒となる人々に取り込まれ、読んでいる内にこちらも中毒を起こしてしまう。これはそんな魔力を持った物語だ。 メインは推し活と宗教についてだが、おじさん友達いない問題や美容男子など、令和のリアルが詰め込まれている。
藤田真理子/旭屋書店 アトレヴィ大塚店
----------------------------------------
推薦コメント
おもしろいと同時におそろしかった。どこを読んでも私のことが書かれていた。私たちが気づいてて目を逸らしてること、気づいていないこと、全部言語化されていた。でも押しつけがましくなく、ずっと俯瞰して書かれていた。それがまたおそろしい。
反中啓子/新宿本店
----------------------------------------
推薦コメント
様々な学問(文学、社会学、経済学、宗教学、言語学etc.)の要素を内包し、【人の幸福とは】という永遠の命題を多角的な観点から考えさせられる雄編。「著者が小説家だから」「構成が群像劇だから」「Cコードが文学だから」といった安易な理由だけでこの作品を機械的に文芸棚にのみ埋もれさせてしまうのは書店員の怠惰であり、損失である。本作はジャンルというカテゴライズされた『視野』を超えて、我々書店員が考え得る全ての棚に陳列し、一人でも多くの読者に届けなければならない1冊。
林正志/旭屋書店 ららぽーと甲子園店
----------------------------------------
推薦コメント
ハラリは『サピエンス全史』で、人類が大規模な協力を可能にしたのは「物語=虚構」を信じる能力だと言っている。人類最大の特徴である「物語」は、人を救うのか破滅に向かわせるのか? あなたはどの物語を信じる?
中村護/旭屋書店 事業支援部
----------------------------------------

4位

推薦コメント
この本を読んだ前と後では、ほんとうに見える世界が変わります! いま生きるこの世界が、なんと輝いて見えることか。世界はまだまだ発見で満ちているんだと思わせてくれる、老若男女問わず読んでほしい名作!!
北辻祥子/高槻阪急スクエア店

5位

推薦コメント
「治す」だけが正義ではない、死というものがほど近い医療現場を担うマチ先生の哲学が今作もひたひたと身に染みます。胸に抱きしめたい言葉が一冊から溢れ出しそうなほどに詰まってる。これぞエンタメ!という脳内麻薬本もいいけど、人生の最後まで自分の本棚に残り続けるような本は、こういうものだと思う。
鶴見真緒/武蔵小杉店

6位

推薦コメント
殺し屋への、命懸けのプレゼン!? ノルマを達成できなければ、あの世行き!? もう、倍返しやカウンター返しを凌駕する、心理アタック炸裂に爆発的面白さ全開! 超異色のヒットマン小説誕生に大熱狂しました!
宗岡敦子/福岡本店

7位

推薦コメント
派手さ【ゼロ】完成度【極振り】 ド派手なアクションや推理ショーとは無縁の地味で丁寧な“捜査”で魅せる。情報を着実に積み重ね、それが地層となり1冊の本として顕現する、その構成の巧みさ! 仕込みはさりげなく、だからこそ繋がった瞬間の鮮やかさは静かな快感として胸に響く。この抑制の効いた演出がたまらない。
豊永大/グランフロント大阪店

8位

推薦コメント
「えっ、そんなんずるくない? 伏線あったか?」 読み返してみると、あちらこちらにちりばめられており…。更に、私たちが普段何気なく使う4文字の挨拶「お○○○」に、こんなに心が揺さぶられることになろうとは。まいった。
藤井嘉人/経理財務部

9位

推薦コメント
軽い感じで読みやすく、恋愛に現を抜かして、「わかったぞ!」とちょっと調子にのっていたら… はい、やられた! ちょっとわかった自分を褒めるか、悔しがるかは人それぞれ。どちらにしても楽しめる、際限なく続くどんでん返しの本格ミステリです。
藤井亜希/相模女子大学ブックセンター

10位

推薦コメント
クロワッサン・フランスパン…おなじみの味が浮かぶパンと、登場人物の心の動き・謎がうまくからんで読み易い。主人公のこれまでの「ちょっとしたミス」が終盤にストンと一本の線になって見えてくるのがすごい。焼きたてパンの香りに包まれた読後感は、ほっこりおなかがすくものだった。
N.T./旭屋書店 ららぽーと甲子園店

11位

推薦コメント
宣告に寄り添った「死を待つ余生」に抗い選んだ「最後の時間」が“いま”を燦然と照らし、柔らかな筆致は風景をも息づかせ、あなたを旅の同行者に迎える。“今この瞬間を生きている”その尊さに強く惹かれずにはいられない! これは国境を越えて響き語られ、手渡され、誰かの人生を彩る読書(たび)となる。「忘れられても、心に残る物語」。
豊永大/グランフロント大阪店

12位

推薦コメント
電車の中で読み始めてすぐに表紙を閉じました。必ずおうちで読んで下さい。涙が止まらなくて、大変なことになります。
Y.N./札幌本店

13位

推薦コメント
キューに弾き出された球のように、ひとつの事象があらゆる事象に繋がり影響していく展開が素晴らしすぎる。この世界で起こるすべてのことに、私たちの誰もが無関係ではないのだと、鋭く、けれど優しく気づかせてくれる。
西村睦美/福岡本店

14位

推薦コメント
小説国には法律があるらしい。目から鱗だった。なるほど! そうだったのか! 長年の個人的な謎が解けてスッキリした! その他、読む専門の読者としては脱帽するばかりの内容。こんな思考だから小川哲の小説は面白いんだ!
猪股宏美/旭屋書店 新越谷店

15位

推薦コメント
この作品がなければ、一色五郎という稀に見る男の生き様を知ることなく一生を終えていたところでした。著者に感謝の気持ちしかありません。火花を散らすような生涯に、ただただ圧倒されました。大胆不敵な豪傑にして慎重、刻一刻と変化する戦火や政の真っ只中において、最速で最善手を選び抜く決断力、かと思えば細やかな気遣いを女たちに見せたり、魔物のようでありながら人間的な魅力も兼ね備えており、かっこよすぎて完全にノックアウトされました。もしかしたらあり得た、忠興と共に生きるもう一つの生き方も見てみたかったですが、これが戦国時代の非情さ。超大作の余韻に未だに浸っております。
坂口まり子/鹿児島店

16位

推薦コメント
ファンタジーだけどミステリー。ファンタジーをあまり読まない私も、怒涛の展開に、そちらこちらに零れているちょっとした違和感に、この先の展開が気になって読むことが止められませんでした…。そして、最後まで読んだら絶対読み直したくなる一冊です!
藤井絵里佳/電子書籍事業部

17位

推薦コメント
驚きの告知と実在する謎の湖から物語が展開! 気がついたら引き込まれ、ページをめくる手が止められませんでした。店頭で手に取った時に表紙も気になっていて、なぜ、紫陽花と人骨が描かれているのか。タイトルの意味も読み終えると分かり、仕掛けに抜かり無しです。
中村絵里/ブランド事業戦略部

18位

推薦コメント
何度「結末を知ってから読み直した方が心臓にいいのでは」と思った事か。登場人物が少なく、場所の移動もない。なのに、こんなにもドキドキハラハラさせられるなんて。
池上晃子/新宿本店

19位

推薦コメント
直木賞に懸ける作家の狂気! 作家・編集者の駆け引きのひりひりとしたリアルさに、現場の一端を知る書店員も唸った。賞の主催元・文藝春秋から、ここまで裏側をえぐる物語が出る衝撃。この熱量をぜひ。
大田光穗/ブランド事業戦略部

20位

推薦コメント
いっそ涙を流してしまえたらどれほど楽だろうか。そう思ったことはありませんか。子供の頃は感情のままに涙を流していたはずが、大人になるにつれ様々な要因から泣き方すら忘れてしまうことがあります。そんな「あったはずの涙」を思い出させてくれる一冊です。
関谷薫人/泉北店

21位

推薦コメント
「こんなあたたかい人たちが周りにいて、さりげなく支えてくれたら大抵のことは乗り越えられるなぁ」と心の底から羨ましくなります。同時に、こんな風に人と関わり、必要とされる生き方ができれば幸せな人生なんじゃないかと気づかされます。読後優しい気持ちが芽生え、近しい人に感謝の気持ちを伝えたくなる物語です。
坂口まり子/鹿児島店

22位

推薦コメント
「戦後の民主主義教育」という一見難しそうなテーマながら、先生と教え子たちがどんなふうに変化していくのかワクワクして頁をめくる手が止まりませんでした。しかも主人公たちと笑ったり泣いたりしながら読んでいて半年間の授業が終わりそうなところでまだ全体の三分の二…からまさかのどんでん返し! 予想できない展開の連続で、ぜひネタバレなしに読んでほしいです。
植松野乃子/新宿本店

23位

推薦コメント
性加害を真正面から扱った作品。「加害者」たちは一体どういう背景で、何を考えているのか、人の多面性を鮮やかに描いている。多種多様な人々で構成されている社会には、分かり合えないことがどうしてもある。そのことをどうしても忘れてしまうのが昨今なのかもしれない。分かり合えない人たちのいる世界をどうサバイブしてゆくか、本作を読んで考えたい。
山田萌果/札幌本店

24位

推薦コメント
まさに青春。こんな部活があったら楽しいと思う。入部するのは勇気がいるかな? 一気に読めて、清々しい気持ちになりました。
三宅孝枝/追手門学院大学ブックセンター

25位

推薦コメント
家族とは。友達とは。受験とは。当時の自分が主人公のような答えを出せるだろうか。12歳の少女が悩んで苦しんで、家族と共に中学受験に挑む。読み進めていくと感情があふれてしまって、涙が出てしまう。感動した!面白い!という言葉でまとめたくないのに、うまく言葉が浮かんでこなくて悔しい。
小川由起/笹塚店

26位

推薦コメント
とにかくノンストップで読む手がとまりませんでした。「変な」シリーズの集大成というのも納得の面白さで、いろいろな要素が濃く盛り込まれているのに読みやすかったです。小説好きな人はもちろん、普段あまり小説を読まない人こそ「小説ってこんなおもしろいんだ!」と思えるきっかけにできる本でもあると感じました。
吉田麻美/徳島店

27位

推薦コメント
ハウスメイドとして雇われた裕福な家庭。だけどこの家は何かがおかしい…。終始不穏で嫌だなあと感じながらも読み進める手が止まりません。最初に見ていたものが真実とは限らない!! 読後にプロローグを振り返りゾッとしました。
中田理恵/金沢大和店

28位

推薦コメント
みんなと一緒でもみんなと違っても私は私。どんな姿も私は私を大事にしてあげよう。ポッとまん丸な光が心を灯し埋めてくれる、ステキなお話です。私はリボンのようなお守りをそっとポケットにしまって過ごしています。
今中美由紀/泉北店

29位

推薦コメント
「わたし」を「わたし」たらしめているものは何なのか。愛する人がいれば、お金がたくさんあれば、安心して暮らせる家があれば、「わたし」でいられるのか。常にそう問いかけられていた気がする。
小泉真規子/グランフロント大阪店

30位

推薦コメント
ネット社会の闇と真正面から向き合った本作。「安全圏のスナイパー」「芯のない正しさ」。突きつけられる言葉はどれも他人事ではなく、胸が締めつけられる。だからこそ、苦しみの中必死に生きようとする人の強さや、心ある人のやさしさや愛に光を感じた。今こそ、広く読まれるべき本。
吉原朋子/アリオ鳳店

選考委員があらためて光を当てる、この一冊

推薦コメント
役者という生き物はなんと業が深いのだろうか。いびつな二人が夫婦になっていく過程にどきどきはらはらし、読後はしばらく放心状態になった。
植松野乃子/新宿本店

推薦コメント
リミナルスペースについての本がこんなに早く日本で出版されるとは思わなかった! ここ数年でSNSを中心に急速に広まったこの概念について「恐怖」という観点から歴史を辿る1冊。
浦山夏/新宿本店

推薦コメント
酒屋で語られる残酷で悲惨な経験と現状。登場人物の会話からリアリティとユーモアが生まれ、耐え難い内容であるにも拘らず読む手が止められなかった。
細川和泉/新宿本店

推薦コメント
なんと!! 作中で主人公がイトーヨーカドー木場店に本を買いに来ます! そこで私(実名で登場)が接客しちゃいます! 前代未聞の事態です!!!!
宮澤紗恵子/イトーヨーカドー木場店

推薦コメント
誰もがそれぞれのタイミングで訪れる文房具店。落ち込んだ時に開きたくなり、登場人物の言葉が、自分の悩みに小さな気づきをくれます。
小野寺未来/アリオ亀有店

推薦コメント
主人公、柳田の物語は“私”の日常でもある。先の見えない不安と、日々の些細な不平不満。我慢ならないキツい毎日だけど、人生って皮肉で溢れてる。
大森輝美/さいたま新都心店

推薦コメント
武田泰淳『もの喰う女』から武田百合子『枇杷』への流れにふたりの人生が詰まっていて、読むたびに胸を打たれる。
田中沙季/小田急町田店

推薦コメント
プロポーズの翌日、恋人が逮捕された――。この衝撃的なストーリーに、あなたは耐えられるか? 一つの「事件」をきっかけに、平凡な人々の人生が複雑に絡み合っていく…。この物語は、あなたの「当たり前」を揺さぶるでしょう。
平田美紀/札幌本店

推薦コメント
ユーモア溢れる語り口に個性豊かな人々。電車の中で読んだばかりに笑いを堪えるのが大変でした。エッセイの面白さに気付かされた一冊です。
小屋美都樹/梅田本店

推薦コメント
本屋大賞「発掘部門」の強さを思い知った本です。モルフォ蝶のように碧く光る遺言書。まさかひとりの書店員の声でここまで多くに渡るなんて感慨深い。
原口葵/梅田本店

推薦コメント
心温まるミステリーを通じて自分にとっての普通とはなにかを考えさせられました。この本を読めばきっと周りの人をより温かく想えるでしょう。
梅谷翔也/グランフロント大阪店

推薦コメント
とんでもない美貌で嵐を巻き起こすけど、知るかよ!とどこ吹く風の、まっすぐなマッドが最高! 日和見にルッキズム。青春の苦しさ眩しさが蘇りました。
坂上麻季/京橋店

推薦コメント
かけていたピースがピターーッとはまる快感。まさに究極に整理整頓されたミステリー。京極さんの頭の中をのぞいてみたい! つくづくそう思わせられる「百鬼夜行」シリーズ、その第一作目。
関谷薫人/泉北店

推薦コメント
出版業界の苦境を知って、できる限りの、それでいて楽しいことを今すぐ!という想いで作られた書店愛あふれる一冊。どうぞ書店に来て、あなたの一冊に出会ってください。
吉原朋子/アリオ鳳店

推薦コメント
ミステリ×推し×ジャンク飯! やみつきになる要素てんこもりの小説! 推理もかなり本格的で面白く、推しとタッグを組んで謎解きできるのが最高です!
土屋彩乃/名古屋空港店

推薦コメント
章ごとに物語の角度が違って見える。母親にしか分からない苦悩。4人の母親がそれぞれ想い守りたいものとは? 矢樹純、新たなる新境地!!
髙見晴子/エブリイ津高店

推薦コメント
青春小説という先入観が変わる、特別な絆が結ばれた物語。読後に、ぜひカバーをはずしてみてください。物語の外まで広がる優しさに心を打たれました。
宗岡敦子/福岡本店

推薦コメント
たくさんの片付けの本を読んでも片付けられない私が出会った、片付けるためのヒントを教えてくれた1冊。やる気が起きない時に初心に立ち返るきっかけをくれた本です。
田中知夏/あらおシティモール店

推薦コメント
怖いものを見た、と思いました。金も名誉も家族も全て捨てて、美に狂った男の半生は、百年経っても色褪せることなく私の心を刺してきました。
宇尾映佑/学校教育営業部

推薦コメント
前作に続き、各章の最後の写真で真相が明らかとなる構成で、その後の考察まで楽しめる作品です。サクサク読めるので是非ミステリーを読み始めたい方へ。
小川奈々/教育支援システム本部

推薦コメント
生きていれば、嫌なことやつらいこともきっとある。それでも、いいこともきっとあるはず。だから、とにかく生きてください。そんな願いのこもった1冊です。
伊澤剛/小田急相模原店

推薦コメント
自閉症の男子高校生が綴ったエッセイ。これまでに何を考え、どうやって成長していったか。鋭い自己分析に「なるほど」が止まりません。
久富咲紀/キラリナ京王吉祥寺店

推薦コメント
日本軍の戦史を題材に「なぜ失敗が繰り返されるのか」を考えさせられ、チームや自分の行動にも置き換えて読めます。専門的すぎず読みやすく、気づきが得られる一冊です。
小笠原功治/旭屋書店 店舗支援部

推薦コメント
「歩く」という人間の活動の基本となる行動について、健康問題のみならずビジネスの視点でも言及しており、読後きっと歩きたくなること間違いなし。
有藤誠/旭屋書店 店舗支援部

注目の記事ランキング2026年2月26日〜 3月4日(過去7日間)

2026年「本屋大賞」ノミネート作が発表されました!(2026/2/6)

『ファミレス行こ。』下巻 通常版&トランプ付き特装版 購入特典+発売記念レシート

第174回 芥川賞・直木賞 受賞作 決定 !(2026/1/14)

MOOMIN POPUPSTORE 2026 in 紀伊國屋書店新宿本店

藤本洸大さん、簡秀吉さん『「修学旅行で仲良くないグループに入りました」ドラマ公式ビジュアルブック』発売記念サインプリント入りレシート

戸﨑圭太『やり抜く力 天才じゃなくてもトップになれた「ベリベリ」シンプルな理由』(Gakken)サイン本お渡し会

※当日ご参加いただけなかったお客様へ※僕が見たかった青空 金澤亜美1st写真集「プロローグ」 発売記念イベント

※ご予約満数となりました※令和ロマン・松井ケムリ『ナマケモノの朝は、午後からはじまる。』(Gakken)サイン本お渡し会

【3月のプラスポイントはこちら!】紀伊國屋書店 2026年3月ポイントキャンペーン

田中美久写真集『ぜんぶ、ほんと』(集英社)発売記念イベント

『天官賜福』6巻 通常版&特装版 発売記念イラストプリント入りレシート

【サイン会のお知らせ】

西野亮廣さん『北極星 僕たちはどう働くか』サイン会のお知らせ

「新書大賞2026」受賞作 発表!(2026/2/10)

【紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYA 】こまつ座公演「国語事件殺人辞典」

【9階イベントスペース】『ウルトラマンマックス』放送20周年記念トークイベント(相模女子大学、神奈川工科大学共催、相模女子大学日本学国際研究所協賛)

【購入者抽選】『深夜の放送部 ある投稿者が体験した戦慄の怪異集』発売記念たっくー氏サイン会

「気になってる人が男じゃなかった」 Kinokuniya Worldwide POP-UP

【新宿本店/梅田本店】『「修学旅行で仲良くないグループに入りました」ドラマ公式ビジュアルブック』発売記念パネル展

『このミステリーがすごい! 2026年版』(宝島社) [掲載本の在庫はこちらから]

新聞の書評コーナーで紹介された本:週末掲載 - 2026年2月27-3月1日版:読売・朝日・毎日・日経・産経・東京・週刊読書人

【購入者抽選】中山有香里さん『天国での暮らしはどうですか2』(KADOKAWA)発売記念サイン本お渡し会

誕生月ボーナスポイント

『髙橋ひかる 2026.4-2027.3 カレンダー』(わくわく製作所)発売記念イベント

【ポイント3倍】進入学応援!春の学習参考書・辞書ポイント3倍キャンペーン

会員ランクアップ特典(ゴールド会員)

伊藤健太郎写真集「JUNCTION」発売記念 お渡し会

【購入者抽選】中山有香里さん『天国での暮らしはどうですか2』(KADOKAWA)発売記念サイン本お渡し会(新宿本店)

「紀伊國屋書店 渋谷道玄坂店」×「紀伊國屋書店 西武渋谷店」 “渋谷にW紀伊國屋”キャンペーン

紀伊國屋じんぶん大賞 読者と選ぶ人文書ベスト30