紀伊國屋書店:キノベス!2022 紀伊國屋書店スタッフが全力でおすすめする2021年のベスト30

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キノベス!2022 紀伊國屋書店スタッフが全力でおすすめする2021年のベスト30

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キノベス!2022 第1位『同志少女よ、敵を撃て』
逢坂冬馬さん 特別寄稿

同志少女よ、敵を撃て

 本作で舞台として扱い、あるいは言及した地域の名称は、執筆の最中であった2020年から、出版を迎え年が明けた2022年初頭の今に至るまで、悲しいニュースとして常に報道され続けています。果たして自分がこの小説を書いた「意味」とはなんであったのか、と途方に暮れることもしばしばでした。

 しかし本作を書き終えた私は、少なくともこれら無数の悲しみを他人の事として自分自身から切り離すことができなくなりました。私個人にとっては、それが「意味」であったようにも思えます。

 この度は「キノベス!2022」第1位に選出いただき、まことにありがとうございました。

 紀伊國屋書店様のウェブサイトは、書影が出る前からトップページに本作の赤いバナーを表示していただき、大変嬉しい驚きを覚えた記憶があります。また、発売直後の書店巡りでは、各店舗の皆様に熱い感想をいただき、あるいは手書きのポップや作品解説など、素晴らしい展開を直に見て驚喜いたしました。

 小説が売れるのは作家一人の力量ではなく、書店員の皆様の力強い後押しがあってのことと感謝申し上げます。

 また、本作の出版をめぐっては、各書店で主要参考文献一覧に記載した書籍を中心に、「関連書物を併売する」というあまり類例がないキャンペーンをしていただき、こちらも盛り上がりをみせております。私自身、膨大な参考資料に支えられて小説を書き上げた身ですから、それらの売り上げに貢献することができれば大変嬉しく思います。

 そして、もしも私の小説を読んでくださった読者の皆様が、それをきっかけに、過去と現代を問わず、現実の戦争を想起し、そこに生じる人間の痛苦に思いを致すということがあるならば、自らの行為が無駄ではなかったと信じることができます。

 圧倒的な現実を前に、文学の力は非力ではあっても無力ではないと信じて。

逢坂冬馬さん (c)Hiroshi Hayakawa
ⒸHiroshi Hayakawa

逢坂冬馬(あいさか とうま)
1985年生まれ。明治学院大学国際学部国際学科卒。本書で、第11回アガサ・クリスティー賞を受賞してデビュー。埼玉県在住。

*プロフィールは当時のものです。

▶2022 小冊子 PDF版Kinoppy電子書籍版

選考委員が選ぶ! 2021年の収穫
ベスト30を選んだ選考委員に、キノベス!2022には惜しくもランク外になってしまったものの個人的にはとってもオススメしたい1冊を挙げてもらいました。


キノベス!2022

(2020年12月~2021年11月出版の新刊/第19回)
*推薦コメントの執筆者名に併記されている所属部署は当時のものです。現在は閉店している店舗もあります。

🥇 1位 🥇

推薦コメント
隅から隅、何から何まで傑作。新しい冒険世界の幕開けの鐘が鳴り響いています。女が生きる、世界を生き抜く物語をこんなに私は待っていたんだ……と知りました。今も尚、彼女たちの血が私の身体にもどんどん流れ込んで沸騰し続けています。その血の色は世界中の燃え尽きる事のない祈りの炎の色です。
安倍香代/ゆめタウン徳島店
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読み終わったあと、どうかもう一度、タイトルの意味を考えてみてください。「敵」とは誰のことなのか。セラフィマが何のために戦い、何のために生きていこうと決意したのか。本を閉じるときには、彼女が最後に見つけた風景を、あなたも一緒に見ているはずです。
西村睦美/福岡本店
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独ソ戦の中でスナイパーとなった少女たちの物語。セラフィマがスコープを覗く時、私達も一緒にそこでそれを覗いているだろう。みなぎる緊迫感の中で。全ての人が戦争に巻き込まれ、もがく。その苦しみ、悲しみをも描いた反戦歌ともいえる一冊。
伊藤稔/名古屋空港店
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背景が戦争であるも重たすぎず、ただエンタメ小説の枠では納まりきらない壮大な何かが心で沸き立つ! 戦火で足掻くちっぽけな存在の指先から魂にまで刻まれるその衝撃と計り知れない重み、何のために戦い、何を残し、その結果、瞳に宿す世界をどうか見逃さないでください。
豊永大/グランフロント大阪店
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引き金を絞る瞬間の描写に息をのむ。独ソ戦、女性の従軍、真の敵……物語の中には他にも色々あるけれど、狙撃の瞬間そこにあるのは「無」なのだ。他には何もない。ただ「無」だけがあるその瞬間を、戦争が「私」すら奪うその瞬間を見てほしい。
香川幸恵/ゆめタウン廿日市店
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ドイツ兵に家族と故郷を奪われた少女・セラフィマは、復讐のため狙撃手となり激戦地スターリングラードへ向かう……フルスロットルで繰り広げられる怒涛の展開は一気読み必至! 政治や戦争に人生を大きく狂わされた人々の姿が余りにも哀しい。「敵」という言葉に込められた意味を深 く考えさせられます。
佐貫聡美/和書販売促進部
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紀伊國屋書店チャンネルにてご紹介
※2021年12月下旬に収録した内容となります。

🥈 2位 🥈

推薦コメント
これを読んだ後、なにも読めなくなった。
原口葵/梅田本店
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読む前と後で世界を見る目ががらりと変わってしまい、もう読む前の認識には二度と戻れない恐ろしい小説。あまりに衝撃が強いので「読んでみて!」と気軽には勧められないけど、文学でしか体験できないショックを受け止める覚悟のある読者はぜひ。
千葉拓/ららぽーと横浜店
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みんなそうだから? みんながやっていることだから? 今までの「常識」が粉々に崩れていく。なんだかんだ言って結局、自分の想像力の範囲内でしかものを見ていないじゃないか――。打ちのめされた。それでも、この本に出会えてよかった。そうでなければ、到底気づけなかった。
吉田咲子/徳島店
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🥉 3位 🥉

推薦コメント
酷いし、惨いし、許されない内容……なのだけど! お……面白い! 読むの止められないっ! これ程の凄惨な内容、娯楽度、中毒性で『合法』なのはありがたい。小説の面目躍如だろう。禍々しく黒光りする怪作。
生武正基/新宿本店
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一年でどの本が一番良かったかを即答できる年のほうが少ない。今年は『テスカトリポカ』があったから稀な年だ。こんなにも危険な起爆剤がすぐ手の届くところにあるのに、もう全国にばら撒かれてしまったのに、あなたはなぜ手にしない?
臼井沙輝子/新宿本店
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圧倒的傑作。読後の充実感今年最高作。すでに山本周五郎賞と直木賞を受賞しているのでもはや何も言うことはないけど、佐藤究さんの他の作品も、ものすごいのでぜひ読んでほしい。
千葉拓/ららぽーと横浜店
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紀伊國屋書店チャンネルにてご紹介
※2021年7月上旬に収録した内容となります。

4位

推薦コメント
これは絶対に推薦しないと! 物語に見え隠れするキラキラしたもの。誰かの人生の一部を見ているよう。無意識に怒って涙して、喜んで涙して。なんでこれが1冊なの? 気持ち的には6冊分の想いが詰め込まれている。ああ、神様! 新しい出逢いに感謝いたします!
小川由起/笹塚店
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刊行記念 特設サイト>知らないなんてもったいない!一穂ミチ『スモールワールズ』発売記念 特設ページ
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紀伊國屋書店チャンネルにてご紹介
※2021年7月上旬に収録した内容となります。

5位

推薦コメント
心に体当たりしてくるような文章、というのだろうか。痛い。それでも読むのをやめられなかった。救いようのない暗闇の中にいるようでも、どうか自分を追い込まないで。光の気配だけは確かに感じる。こんな時代だからこそ、ぜひぜひ手に取っていただきたい一冊です。
吉田咲子/徳島店

6位

推薦コメント
ずっと「お客様が気持ちよく帰っていただける接客」が理想でした。いや、今でもそう思います。でも、自分が嫌な気持ちになるような理不尽なお客様にも、それは必要なのだろうかという思いが湧いてきた頃に、この本に出会いました。本当に読めてよかった。固定概念がぐるんと覆りました。
浅野加奈子/オーロラタウン店

7位

推薦コメント
ミステリーの素晴らしさ、楽しさがぎゅうぎゅうに全部詰まっています。初めてミステリーに出会った頃、楽しくて興奮してもっと読みたくて眠れなかった夜を思い出し、主人公と一緒にラストまで駆け抜けました。王道であり新しく、素晴らしい翻訳と瑞々しい空気。あぁ、ずっとずっと読んでいたいです。
安倍香代/ゆめタウン徳島店

8位

推薦コメント
この本の出版を知ったときから、これはキノベスに推薦せねば! と直感していた一冊(もちろん刊行後すぐに読破した)。章題の一つに「よくわかりましたね」とあるが本当にその通りで、書店員とはまた違う角度で本のプロフェッショナルである図書館員の皆さんへ、心からのリスペクトとエールを送りたい。
花田葉月/デジタル情報営業部

9位

推薦コメント
本が好きな人たち、本ができる過程に携わっている人たち、これから本を読もうと思っている人たちに捧げたい一作。私たちはこういう小説を皆さまに届けるために働いているのだと思う。本を愛する人たち全員に手に取ってもらいたい。
辻本彩/梅田本店

10位

推薦コメント
この本を読んでいると、泣いてしまう、というより、涙が出てしまいました。そして、それはとても自然なことのように思えて、僕はただ涙を拭って本を閉じるのですが、本棚には仕舞うことができずに、枕元に置いてしまいました。
猪股康太/国分寺店

11位

推薦コメント
ゴッホという太陽を追う向日葵のような人生を、ゴーギャンは過ごした。そして、リボルバーの謎に迫る冴もまた、真相を追う向日葵であった。全ては過去の話。ただ、だからこそ、リボルバーのごろっとした存在感が妙に生々しい。
米本教助/学校教育ICT推進センター

12位

推薦コメント
“好き”に情熱を持って楽しむ事に年齢や性別、環境は関係ない。“創造の海”を目の前にして生まれる衝動や葛藤に向き合う主人公達がなんだか眩しく羨ましい気持ちになりました。創作をしている人、してみたい人、してみたかった人、老若男女……様々な人に刺さる事間違いなしです。
田島沙季/札幌本店

13位

推薦コメント
見えないものに目を凝らすとき、そこにはなにもないはずなのに、「見えないもの」を希求する強い感情と「目を凝らす」行為に託された想いが言葉という輪郭のぼやけた形のなかで光っていて、その光だけは忘れずにいられるようにと願わずにはいられませんでした。
猪股康太/国分寺店

14位

推薦コメント
左利きへのあこがれがある
左利きの人をみるとみんな賢く見える
左利きはやっぱりいいことだらけなんだ
左利きになりたくなる本
完全右利きを悔やむ……
宮崎るみ子/加古川店

15位

推薦コメント
誰もが享受するはずの“ふつう”の生活を手にするために、理不尽な力へ抗うマイノリティの人々。その声は、とても力強く、魅力的だ。 言葉が蔑ろにされる時代に息苦しさを感じる人たちへ、私はこの本を届けたい。
池田匡隆/ゆめタウン下松店

16位

推薦コメント
視能訓練士という仕事があることを初めて知った。普段、生活していると「見えること」が当たり前に思えてしまうけど、実は「見えること」がどれだけありがたいことなのか、ということを改めて考えさせられた。不器用だけど、まっすぐであたたかい視能訓練士に感謝。
北村通英/国分寺店

17位

推薦コメント
辻村深月さんからはいつも、罪に対する罰の重さを問いかけられている気がする。時を止めた琥珀のようにずっと忘れられていたあの夏。砕け散った時、罪の記憶はいとも簡単にあの頃に自分を連れ去った。だけど、いくつになってもどこにいても、大切なものは必ず取り戻せる。自分と向き合う覚悟ができれば。
平野千恵子/イトーヨーカドー木場店
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紀伊國屋書店チャンネルにてご紹介
※2021年6月時点の情報となります。

18位

推薦コメント
サメ映画、それは日本に芽吹いた1つのジャンル。名作『ジョーズ』を筆頭に空を飛んだり頭を増やしたりと、設定と勢いだけで誕生したのでは? という作品たち。そんなサメ映画の虜になった我々を満足させる唯一の本、それがサメ映画大全。
岡田和香奈/前橋店

19位

推薦コメント
人が死なないミステリーを生まれて初めて読みました。ミステリー=殺人が定説だと思い込んでいたので、固定概念がひっくり返されました。読むなら、何も事前情報を入れないで欲しいです。邪念は捨てて純粋にストーリーを追ってください。ラストは恐怖と痛いくらいの鳥肌しか感じません。
海老原歩未/新宿本店

20位

推薦コメント
最初ひんやりとした美しい姿に魅かれたが、読み進めるうちにたまごのあまりの身勝手さに震えた。さらに読み進めると不本意ながら親近感がわき、もしかしたらこのたまごは私の中にもいるかもしれないと思いはじめる。こわいこわい。でもくせになる。そして何度も読むことになる。
竹下心/ゆめタウン博多店

21位

推薦コメント
登場人物のスキルの高さやちょっと現実離れした設定がティーン向け小説のようであるが、だからこそティーンたちにこの物語を今一番ホットなロマンス小説として読んでもらえたなら、未来は今よりすこし生きやすくなるかもしれないと思えてしまう本。
牧野美沙都/入間丸広店

22位

推薦コメント
世間の“常識”にそぐわない女達が集められた精神病院。女を怖がる男にそれに迎合する女、今よりもずっと閉塞感を感じていた彼女たちのそれぞれの選択が、静かに余韻を残す。今まで自分の“普通”を疑って来なかった人にこそ読んで欲しい。
玉本千幸/新宿本店

23位

推薦コメント
コンビニ夜勤バイトの島さん。ヘルプであちこちの店舗に行くとか! 接客あるあるもさることながら、島さんを読んでいると寒い冬の日にホットドリンクで温まるようなほっとした気持ちになります。
女川万里奈/金沢大和店

24位

推薦コメント
愛してみたい。誰かを愛してみたい。でもしたいからって私にはできそうにない。そう思っているのに、手を伸ばしてしまう。こんなラストを見せられたら愛まで手が届くんじゃないかと思ってしまう。ずるいほど美しい。孤独や孤立から手を伸ばした先には優しさと愛があると信じたくなりました。
安倍香代/ゆめタウン徳島店

25位

推薦コメント
魅惑的謎・異様な構成によって本自体が思考し始め、読む者から理性を巻き取ることで深層に沈み込んでいく。鮮烈な景色を浮かび上がらせるのは、フェイクが斑に染め上げるフィクションの隙間。これは推理などという行儀の良いものではない。しかしそこから推理が始まるのだ。
當麻卓也/国分寺店

26位

推薦コメント
ユダヤ教の超閉鎖的宗派「ウルトラ・オーソドックス」から脱出した著者の自伝。厳格な戒律や性差別に牢獄のような生活を強いられた彼女を救ったのは「物語を読むこと」だった……どんなに困難な状況でも人の心から「想像力」だけは奪うことができない――ひとり果敢に道を切り開く著者の姿に胸打たれる。
佐貫聡美/和書販売促進部

27位

推薦コメント
10歳の子どもの母でもこんなに思い出いっぱいで泣けるのに、あと10年、20年もたって読んだらどうなってしまうのだろう。いつか我が子も親になって同じ気持ちになってくれるだろうか。
松倉桑子/新宿本店

28位

推薦コメント
読み終わって、「あ、これは年末まで返品せんと持っとかな」と確信。米澤穂信×歴史小説=想像をはるかに超えた傑作ミステリでした。
小澤康基/徳島店
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紀伊國屋書店チャンネルにてご紹介
※2021年12月下旬に収録した内容となります。

29位

推薦コメント
金原小説の特徴のひとつである同時代性が存分に楽しめる一冊。ストロング缶、整形、婚外の関係、コロナ禍、激辛食品……それぞれの短編に横たわるモチーフは全て他人事ではない。自分の人格のうちの普段は隠しておいている一部が刺激される、「今」読まなければもったいない小説。
山田萌果/札幌本店

30位

推薦コメント
朝ドラや大河ドラマを観ているよう。主人公たちが作ってくれた「シスターフッド」の延長線上に私たちがいることを教えてくれた。彼女たちと共に泣き、笑っていた。本当に感情が揺さぶられ続けた。読了後も忘れられない。胸に灯ったこの気持ちを私も誰かと「シェア」したい。
大森輝美/さいたま新都心店

選考委員が選ぶ! 2021年の収穫

推薦コメント
登場人物や視点が変わりながらつむがれる12ヵ月の短編集。どこか自分に重なるところもあるような。覚えがあるように感じる。心がほっこりしたり、じんわりうるんだり、人と人のつながりを感じるほっと温まる作品です。幸せな気持ちになりました。
傳甫雪見/札幌本店

推薦コメント
「墜落の烏」? と言いたくなるほど、読んだ人のメンタルが落下する八咫烏シリーズ最新刊。同時発売のコミカライズと合わせて読むとますます心の震えが止まらなくなります。
小野里由美子/前橋店

推薦コメント
ミステリ好きにはこの作家のおかげで(せいで)ミステリにハマったという出会いが絶対にあるはず。私にとってはそれが五十嵐律人だ。現実に日々直面している弁護士が作り出す虚構、巧みな心理トリック。私にミステリの魅力を教えてくれてありがとう。この本を売ることで恩返しをしたい。
臼井沙輝子/新宿本店
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紀伊國屋書店チャンネルにてご紹介
※2021年7月時点の情報となります。

推薦コメント
そういうことあるよな~とは思っても、なぜだろう? とは思わず過ごしていました。どれもふしぎ現象なので、なるほど! というかワクワクしながら読み進めました。
石田美帆/西武渋谷店

推薦コメント
『静観』という短編のうつくしさに言葉を失った。常人には見えるはずのない色彩が、瞼の裏に焼きついていつまでも離れない。
田中沙季/小田急町田店

推薦コメント
中国返還前夜の香港、という歴史的転換点を舞台にスリリングな物語がページを追うごとに加速する。文学も芸術も「境界」から生まれると常々思っているけど、この作品はまさに「境界人」たちの物語だ。歴史に翻弄されながらもかすかな希望をつかみとる。胸が熱くなる傑作。
千葉拓/ららぽーと横浜店

推薦コメント
「すべての非モテ男性必見!!」 外見・学歴・収入などで問題のある男性がジェンダー規範や時代の変化で生きづらさを感じずにはいられない心理や問題を「非モテ」の観点から解き明かした力作。読んでもモテるようにはなりませんが、それでも悩める全ての非モテ男性に読んでほしい1冊です。
中川博嗣/mozoワンダーシティ店

推薦コメント
読了後胸いっぱい。遊園地の音楽が読み進めるごとに不気味で、登場人物の諸々がわかるにつれて胸が苦しくなる。今村昌弘の掌で転がされまくること間違いなし。
飯田稚菜/梅田本店

推薦コメント
「真実」はいとも簡単にゆがめられる。自身に都合のいいように。ネットで膨大な情報があふれる今の時代だからこそ読んでほしい1冊。
田中歩/本町店
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紀伊國屋書店チャンネルにてご紹介
※2021年11月時点の情報となります。

推薦コメント
SNSや動画サイトで誰もが簡単に作品批評できてしまう時代。この本は作品を批評する際の切り口のヒントを丁寧に教えてくれる教科書です。その素人批評(黒歴史)を投稿してしまう前に、一回この本読んで考えてみませんか?
土居沙季/川西店

推薦コメント
2021年海外文学のダークホース。日々の暮らしの中にある怖ろしさと美しさの描き方が絶妙で、貪るように読んだ。全力でお勧め致します。
池田匡隆/ゆめタウン下松店

推薦コメント
「よき観客」であるとはどういうことか。アニメ好きにも批評好きにもぜひ手に取ってほしい1冊。
大籔宏一/ゆめタウン徳島店

推薦コメント
人の心が読めてしまう少女カナカと、遠戚でひょんなことから養うことになった元ヤン(?)のマサ。2人が出会って人生大転換! って訳ではないけど、周りの人たちと関わりながらゆる~りと流れていく作品感が大好きです。
上野泰儀/福岡本店

推薦コメント
奇をてらわない、ほのぼのとした絵柄からは想像できなかった大青春ノンフィクションコミックエッセイ。美術・芸術に興味のある人にぜひ読んでいただきたい。かなり読み応えのある一冊です。勇気をもらえて泣けます。
星野絵美/アミュプラザみやざき店

推薦コメント
人間社会に疲れ切ってしまったとき、ページをめくってみてください。タヌキ達があなたの心にそっと寄り添ってくれるはずです。クスッと笑えて、泣けて、ページを閉じたら心が穏やかになれる。そんな一冊です。
中野香菜恵/アミュプラザみやざき店

推薦コメント
その斬新さで全米を震撼させた(はずの)『明日から使える死亡フラグ図鑑』に、待望の続編が登場。今度は「トキメキ」がテーマ。なんだか映画で良く見るモテ(?)仕草が満載です。私はこの本を読んでから、傷口を焼くためのライターを持ち歩くようになりました。
米本教助/学校教育ICT推進センター

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