みなさんは歴史小説を手にしたきっかけを覚えていらっしゃいますか?
私は父の本棚にあった山田風太郎がきっかけでしたが、
とっかかりがないと何を読んでよいのかわからないものですよね。
シリーズや巻数ものも多いですし、何より
「なにかを学ばなくてはならない」という圧力が付きまとうのが
歴史小説の常で、私は正直なところ、これが一番嫌いです (笑)
私が歴史小説を読み続ける理由は、過去を自由に想像する楽しさと
どんな英雄譚にも必ず付きまとう傷み哀しみこそ、後世へのメッセージ
という気がしてならないからです。
歴史小説がお好きな方も、これから読んでみようと思われる方も
作家、出版社、書店が全力でセレクトした珠玉の作品を
どうぞお楽しみください。