日本の推理小説史に燦然と名を残す江戸川乱歩。明智小五郎や少年探偵団のシリーズを「学生時代に図書館で読んだ!」という方も多いのではないでしょうか。ただ、その終の棲家が、当店からもほど近い東京・池袋、というのは案外知られていないかもしれません。旧江戸川乱歩邸は、現在「大衆文化研究センター」として立教大学により管理・運営されています。
さて、その乱歩、晩年は「日本探偵作家クラブ(現:日本推理作家協会)」を立ち上げるなど、後進の育成に力を注ぎました。
1954年、江戸川乱歩の寄付金を基金とし探偵小説奨励のために制定された「江戸川乱歩賞」は、今年で67回を迎えます。今年度の受賞作品は、伏尾美紀さん『北緯43度のコ-ルドケ-ス』と桃野雑派さん『老虎残夢』の2作。今も乱歩の「想い」は脈々と受け継がれているのです。
この度当店では、立教大学、講談社の協力を得て、江戸川乱歩の作品と関連書・グッズ、及び乱歩賞受賞作を一堂に集めたフェアを開催いたします。「乱歩作品から読むか、乱歩賞作品から読むか」この秋の夜長は是非、探偵小説・推理小説を手に濃密な一時をお過ごしください。
コーナーで無料配布している小冊子「パノラマ江戸川乱歩」。
フェア商品をご購入いただいた方でご希望のお客様には、立教大学「大衆文化研究センター」からご提供いただいた「乱歩一筆箋」をお渡ししています。2階レジカウンターでお申しつけください。
※小冊子、一筆箋ともに先着順、なくなり次第配布終了です。
★ウェブストアでもフェア開催中。
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