常に住みたい街ランキングの上位にあがる吉祥寺。その吉祥寺地区唯一の百貨店として45年以上の歴史がある東急百貨店吉祥寺店。その8階に出店するのが紀伊國屋書店 吉祥寺東急店です。オープンは1974年。百貨店オープン当初から営業を続ける老舗の本屋です。
紀伊國屋書店 吉祥寺東急店は、普段から百貨店を利用する女性客を対象とした幅広いジャンルの実用書を取り揃え、児童書や学習参考書の品ぞろえにも力を入れています。
「ご来店頂いたお客様に思いがけない本との出会いが提供できればいいなというのを思っておりまして、もちろん新刊、話題書も、置かせていただくんですけれども、それ以外にちょっと違った切り口で何かテーマを決めたフェアなどをやって、お客様に発見があるお店になればいいな、というのを心がけております。」(山田店長)
紀伊國屋書店 吉祥寺東急店は2021年9月から御書印プロジェクトに参加しています。御書印は人と書店を結ぶ印で、プロジェクトに参加する各店舗のオリジナルデザインがあります。紀伊國屋書店 吉祥寺東急店の御書印は、井の頭恩賜公園をモチーフにしたデザイン。御書印に添えられているのは、地元ゆかりの作家太宰治の走れメロスの一節。御書印には各店舗の個性が表れていて、書店をめぐり御書印を集めることで書店や本との新たな出会いが楽しめます。
新たな取り組みも積極的に採用し柔軟な姿勢で日々の仕事に臨んでいる店長の山田さん。来店客とのちょっとしたやりとりの中に喜びを感じることもあるようです。「お客様に『何歳のお子さんにプレゼントを贈るんだけど、どんな本がいいですか?』とお問い合わせ頂いた時に、『こちらはいかがでしょうか?』と勧めたものを、『これがいいわ!』って気に入って頂けたり、『プレゼントしたら喜んでくれた!』というお声を頂いたりすると、書店員冥利に尽きるなというところがございます。」(山田店長)
山田さんは、今後も本との出会いを提供していきたいと語ります。 「お客様の知的好奇心をくすぐるような、人文科学や自然科学の読み物のフェアなども開催していきたいと考えております。」「『これを買いにきたけど、これも面白そうだな。』とか、『あ、こんな本があるんだ!』というふうに出会いをつくっていけたらいいなと思ってますので、フェアだけではなく、平積みする商品でも、面白いんじゃないかと思ったものを平積みするとか、普通のことなんですけど、やっていきたいなと思っております。」(山田店長)
来店客にゆっくりと気持ちよく買い物をしてもらえるような店作りを心がけている紀伊國屋書店 吉祥寺東急店は、人気の街、吉祥寺にある街の本屋としてこれからも地域に親しまれ続ける店を目指し、人と本との出会いの場を提供していきます。
制作・J:COM 統括・東京都書店商業組合
この動画は、中小企業新戦略支援事業(団体向け)に係る特別支援「新しい日常対応型業界活性化プロジェクト」を活用して、東京都書店商業組合が制作したものです。