紀伊國屋書店:【Zoom配信】紀伊國屋書店Kinoppy&光文社古典新訳文庫読書会#78  独裁者、メディア統制、監視……ディストピア味を増すロシアと、ザミャーチン『われら』の数奇な運命  訳者・松下隆志さんを迎えて

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【Zoom配信】紀伊國屋書店Kinoppy&光文社古典新訳文庫読書会#78 独裁者、メディア統制、監視……ディストピア味を増すロシアと、ザミャーチン『われら』の数奇な運命 訳者・松下隆志さんを迎えて

日時
場所
    紀伊國屋書店
  • 新宿本店
  • オンライン:Zoom配信

紀伊國屋書店Kinoppy&光文社古典新訳文庫読書会#78
独裁者、メディア統制、監視……ディストピア味を増すロシアと、ザミャーチン『われら』の数奇な運命
訳者・松下隆志さんを迎えて


 約100年前の1921年にロシアの作家ザミャーチンが完成させた長篇小説『われら』。形骸化した選挙で選ばれる独裁者、監視社会、言論の封殺。1000年後の未来を舞台としているとはいえ、『われら』がロシア革命後の政治状況を痛烈に揶揄していたことは明らかでした。そのため、1922年に建国されたソ連では反体制的であるとして刊行できず、なんとペレストロイカ後の1988年まで発禁にされてきました。まさにソ連時代と運命をともにした20世紀的な作品なのです。
そんな『われら』がいま再び注目を浴びています。
今年2月にウクライナに侵攻したロシア。世界ではウクライナの悲惨な状況が連日報道される一方、ロシア国内では、政府の見解と異なる報道は禁じられ、プロパガンダや官製フェイクニュースばかりが流される事態となっています。インターネットへの接続も規制され、政府の市民への監視の目も厳しくなっています。
この状況においてはディストピア小説、とりわけロシア生まれの『われら』の世界と、現代社会とを引き比べずにはいられないでしょう。また、戦争を実行するうえで、「われら」「彼ら」という区別が欠かせないことは、言うまでもありません。
今回の読書会では、『われら』の新訳を手掛けられた松下隆志さんをお迎えし、100年来のソ連・ロシアの政治を踏まえつつ、その小説の魅力を語って頂きます。

(聞き手:光文社古典新訳文庫・創刊編集長 駒井稔)

【日時】2022年4月27日(水)18:30~20:00

 

【会場】Zoom(オンライン)
 ※ご案内メールを当日までにメールでご連絡します。
 メール配信日:4月25日・27日の2回

 

【参加方法】
本イベントは無料イベントです。どなたでもお申込みいただけます。
2022年4月6日(水)~27日(水)17:30の間、下記より参加お申し込みを承ります。
視聴チケット(無料)はこちら(Peatixサイトが開きます。)

 

【注意事項】
*本イベントはZoomによる配信イベントです。当日店頭にご来店されてもご観覧いただけませんのでご注意ください。
*事前にZoomのバージョンが最新にアップデートされているかご確認の上ご視聴ください。
*お申込の際は、当日アクセスするアカウントと同じアドレスをご使用ください。
*配信はZoomのウェビナー機能というサービスを使用いたします。
*インターネット接続環境下のPCやスマートフォン、タブレットからのご視聴が可能です。
*視聴は登録制です。1名分のチケットで複数人がご登録されている場合はご連絡もしくは配信の停止を行うことがございます。ご注意ください。
*ご利用の通信環境により配信の遅延が起こる場合がございます。ご了承ください

 

【お問合せ】
紀伊國屋書店新宿本店代表 03-3354-0131

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このイベントの出演者

松下隆志まつした・たかし

ロシア文学者。岩手大学准教授。1984年、大阪生まれ。北海道大学大学院文学研究科博士課程修了。 著書に『ナショナルな欲望のゆくえ: ソ連後のロシア文学を読み解く』(2021年度日本ロシア文学会賞受賞)、 訳書にザミャーチン『われら』(光文社古典新訳文庫、2019)、 ウラジーミル・ソローキン『テルリア』(2017)、 『親衛隊士の日』(2013)、 『青い脂』(共訳、2012) など。

駒井稔こまい・みのる

1956年横浜生まれ。慶應義塾大学文学部卒。’79年光文社入社。広告部勤務を経て、’81 年「週刊宝石」創刊に参加。ニュースから連載物まで、さまざまなジャンルの記事を担当する。’97 年に翻訳編集部に異動。2004 年に編集長。2 年の準備期間を経て’06 年9 月に古典新訳文庫を創刊。10 年にわたり編集長を務めた。著書に『いま、息をしている言葉で。――「光文社古典新訳文庫」誕生秘話』(而立書房)、『文学こそ最高の教養である』(光文社新書)、『私が本からもらったもの 翻訳者の読書論』(書肆侃侃房)がある。

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