橋川文三は1922年生まれ。本2022年はその生誕100周年にあたります。
現在比較的手に入りやすい文庫と、今年になって上梓された橋川論2冊を
ご紹介します。
橋川文三は1922年生まれ。本2022年はその生誕100周年にあたります。
現在比較的手に入りやすい文庫と、今年になって上梓された橋川論2冊を
ご紹介します。
橋川自身が悪戦苦闘した様子を自ら記しています。編集者・村上一郎とのやり取りも大変に興味深く、時代の息吹を感じます。
中公文庫オリジナル編集。吉田松陰から頭山満まで、各所で発表した小評伝をまとめたもの。収録順に関わらず、興味ある人物から読んでいくのをお勧めします。
橋川文三とは何者か? その思想の核心に迫るための格好の入門書。個人的イチオシは早助よう子さんの論考です。ぜひご一読を。
保田與重郎、丸山眞男、柳田国男、そして三島由紀夫。橋川が影響を受け、格闘してきた人々との思想的営為を追う、濃厚な一冊。