『生態人類学は挑む』シリーズ(京都大学学術出版会刊)を読む
〈人類学カフェ〉ヒトはなにと共生してきたのか?
シリーズ全体に底流する「共生」――ヒトと自然の共生,自然と文化の共生,他者との共生など,それぞれのフィールドから見えてきた,私たちの価値観を揺るがすような共生のあり方を紹介し,参加者とのトークセッションを通じて,シリーズを読み解きます。
【日時】2023年1月20日(金) 18:30開演
【会場】紀伊國屋書店新宿本店 3階アカデミック・ラウンジ
【参加方法】
無料でご観覧いただけるイベントです。
2022年12月20日より下記チケットサイトにて座席のご予約を承ります(先着17名)。
*なお、オープンスペースでのイベントですので、立ち見にてご観覧いただくことも可能です。
▶お申込はこちらから(Peatixサイトに繋がります。お申込にはPeatixアカウントが必要です。お持ちでない方は、新規登録の上お申し込みください。)
【話題提供者】
篠原 徹(国立歴史民俗博物館名誉教授・滋賀県立琵琶湖博物館名誉館長)
シリーズ企画の仕掛け人(発起人)であり,シリーズの刊行を背後で支え,牽引してこられました。トークではシリーズ全体について刊行の経緯や目論見に触れつつ,生態人類学というユニークな学問的営為の独自性と魅力を語ります。
河合香吏(東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所教授)
シリーズ副編集委員長として,編集・刊行に実働部隊として関わってこられました。またSESSION 5『関わる・認める』の編者。本書の大きなテーマである「共生」の諸相についてトークします。
河合 文(東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所助教)
若手の執筆者としてMONOGRAPH 5『川筋の遊動民バテッ:マレー半島の熱帯林を生きる狩猟採集民』を著されました。川の名を与えられ,川とともに生き,川のもとで死ぬ彼らの定住しない生活が,私たちの風景を揺るがします。
梅﨑昌裕(東京大学大学院医学系研究科教授)
パプアニューギニア高地をフィールドに,サツマイモを栽培する人々を研究。MONOGRAPH9『微生物との共生』を執筆。私たちの腸内に1キログラムほど存在するといわれる細菌が,ヒトの適応と進化に果たしてきた役割に迫ります。現代人は細菌をもっと大切にするべきでは?
主催 紀伊國屋書店
共催 東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所・基幹研究(人類学)/科学研究費補助金基盤研究(S)「社会性の起原と進化:人類学と霊長類学の協働に基づく人類進化理論の新開拓」/東京外国語大学フィールドサイエンスコモンズ