【Zoom配信】紀伊國屋書店Kinoppy&光文社古典新訳文庫読書会#87
いまこそ心に刺さる! チャールズ・ブコウスキー『郵便局』の魅力
訳者・都甲幸治さんを迎えて
チャールズ・ブコウスキーといえば、アウトロー的な生き方と、平明な表現とで、日本でも90年代に人気を博した作家で、『詩人と女たち』、『町でいちばんの美女』など、多くの長篇、短篇集、詩集などが刊行されました。今回、光文社古典新訳文庫から新訳となった『郵便局(Post Office)』は、ブコウスキーの長篇デビュー作であり、自身のデビュー直前の約10年間をモデルとして描かれた自伝的小説です。
バブル崩壊直後の90年代には、ブコウスキー(をモデルとした主人公)の気儘で自由な生き方に、多くの日本人読者はちょっとした羨ましさを感じ、生き方を見直すきっかけになったのかもしれません。しかしブームから30年経ち、日本でも経済格差や労働倫理に目が向くようになったいま、あらためて『郵便局』を読んでみると、社会の底辺を描くブコウスキーの描写の的確さやリアリティに驚かされます。
今回の読書会では、『郵便局』を新訳された都甲幸治さんをお招きし、本書の魅力について、そしてこの本の読みどころについて、たっぷり(しかし気ままに)、語っていただきます。
(聞き手:光文社古典新訳文庫・創刊編集長 駒井稔)
【日時】2023年2月27日(月)18:30~20:00
【会場】Zoom(オンライン)
※ご案内メールを当日までにメールでご連絡します。
メール配信日:2月20日・27日の2回
【参加方法】
本イベントは無料イベントです。どなたでもお申込みいただけます。
2023年2月6日(月)~当日18:30の間、下記より参加お申し込みを承ります。
▶視聴チケット(無料)はこちら(Peatixサイトが開きます。)
【注意事項】
*本イベントはZoomによる配信イベントです。当日店頭にご来店されてもご観覧いただけませんのでご注意ください。
*事前にZoomのバージョンが最新にアップデートされているかご確認の上ご視聴ください。
*お申込の際は、当日アクセスするアカウントと同じアドレスをご使用ください。
*配信はZoomのウェビナー機能というサービスを使用いたします。
*インターネット接続環境下のPCやスマートフォン、タブレットからのご視聴が可能です。
*視聴は登録制です。1名分のチケットで複数人がご登録されている場合はご連絡もしくは配信の停止を行うことがございます。ご注意ください。
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【お問合せ】
紀伊國屋書店新宿本店代表 03-3354-0131
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このイベントの出演者
都甲幸治とこう・こうじ
1969年福岡県生まれ。東京大学大学院修了。アメリカ文学研究者、翻訳家、早稲田大学文学学術院教授。著書に『教養としてのアメリカ短篇小説』『世界文学の21世紀』『「街小説」読みくらべ』『今を生きる人のための世界文学案内』『偽アメリカ文学の誕生』など。訳書に『勝手に生きろ!』(ブコウスキー)、『塵に訊け!』(ファンテ)、『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』(スコット・フィッツジェラルド)、『オスカー・ワオの短く凄まじい人生』(ジュノ・ディアス、共訳)など多数。
駒井稔こまい・みのる
1956年横浜生まれ。慶應義塾大学文学部卒。’79年光文社入社。広告部勤務を経て、’81 年「週刊宝石」創刊に参加。ニュースから連載物まで、さまざまなジャンルの記事を担当する。’97 年に翻訳編集部に異動。2004 年に編集長。2 年の準備期間を経て’06 年9 月に古典新訳文庫を創刊。10 年にわたり編集長を務めた。著書に『いま、息をしている言葉で。――「光文社古典新訳文庫」誕生秘話』(而立書房)、『文学こそ最高の教養である』(光文社新書)、『私が本からもらったもの 翻訳者の読書論』(書肆侃侃房)がある。