今年度で創業20周年を迎えた出版社・書肆侃侃房さんのご協力によって、「ねむらない樹vol.10」の刊行を記念した短歌フェアを開催いたします。
初めて買った歌集が『Lilith』(川野芽生)と『悪友』(榊原紘)だったスタッフにとって、書肆侃侃房は印象深い出版社です。
短歌ブームと言われる今、ずっと短歌が好きな方も最近興味を持った方も、ぜひ短歌ムック「ねむらない樹」や数々の歌集をお手に取ってみませんか?
短歌ムック「ねむらない樹」は2018年に創刊しました。
ムック名は笹井宏之さんの歌からにしたいと話し合い、「ねむらないただ一本の樹となってあなたのワンピースに実を落とす」から採ることになりました。
短歌の新人賞「笹井宏之賞」の発表媒体であると同時に、「新世代がいま届けたい現代短歌100」「ニューウェーブ30年」「短歌とジェンダー」「短歌における「わたし」とは何か?」「葛原妙子」「詩歌のモダニズム」などさまざまな特集を組んできました。
記念となる10号で初めて、笹井宏之さんの特集を組みます。これまで公開されてこなかった未発表の短歌や小説も収録しています。新たな笹井宏之さんの一面がきっと見えてくるはずです。
表紙は創刊号から東直子さんによるすてきな装画。「レピンさん」「ぐーさん」など読者のみなさんにも可愛がっていただいています。
(編集部より)
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▼31文字の世界(フェア小冊子PDF)