白老ハポの手仕事展
ウポポイの町、白老。そこには、アイヌ文化を次世代につなぐために、手を動かし続けてきた人たちがいます。母の手仕事、父の手仕事、本当の父母から教わった人は多くありません。自分の子供には、苦労してほしくなかったのでしょう。それでも、手仕事は言葉を持ち、観る人に語りかけます。自分も真似して作ってみると、糸や布、木の言葉が分かるようになるのです。白老ではその手仕事に出会ったひとは、アイヌも和人も、先人の遺した縫い目や編み目、織り目と対話してきました。
この展示会では、白老町に在住するアイヌ刺繍や彫刻の作家・サークルの作品をご紹介します。伝統的なアイヌ刺繍の着物と共に、その刺繍をタペストリーやコースターなど現代の生活に取り入れた作品も展示します。
ビジネスシーンで使えるネックストラップや名刺入れなど、お求めいただける作品もございます。実際のダイニングや応接室を再現し、どのようにアイヌ文化を生活に取り入れるのかご覧いただけます。
会場では、白老の作家を紹介する冊子も無料配布しております。皆さまにご覧いただくことが、次世代へアイヌ文化をつなぐための、ひと針となります。つないでいきたい想いを、受け取ってください。【白老町地域おこし協力隊】
2023年4月29日(土)~5月4日(木)
全日10:00~15:00
2Fギャラリー&イベントスペース
作品展|入場無料
直接会場までお越しくださいませ
主催:白老在住のアイヌ刺しゅうおよび彫刻の作家陣