紀伊國屋書店Kinoppy&光文社古典新訳文庫読書会 #91
稀代のプレイボーイ、世之介の飽くなき好色生活が大ベストセラーに! 『好色一代男』の訳者・中嶋隆さんを迎えて
時は江戸時代、元禄直前のこと。主人公の世之介は、7歳で色事に目覚めて腰元をくどき、12歳で風呂屋女(湯女)と寝るような早熟ぶりを発揮し、放蕩のすえに勘当されます。とはいえ、止められないのが色の道。地方を遍歴し、莫大な遺産を手にした後は、名高い遊女たち、男衆との好色生活をつづけ、相手にした女性は3742人に男性が725人! いやはや、その精力たるや恐るべし。そんな稀代のプレイボーイの好色生活を描いた井原西鶴のデビュー作にして大ベストセラーが、今回取り上げる『好色一代男』です。
相手にした数だけみれば、とんでもない色狂いの世之介ですが、超絶のモテ男かと思いきや、なかには失敗談やしみったれた色事もあって笑えます。そしてなにより、世之介は光源氏のパロディであり、『源氏物語』五十四帖を踏まえた54章から構成されていて、数々の先行する古典の文章が随所でもじられているなど、ただの「エロ小説(春本)」にとどまらない、じつに読みどころたっぷりの小説なのです。今回の読書会では、西鶴のクセのある原文の味を活かし、読んで心地よい訳文に仕上げた訳者の中嶋隆さんに、本書の魅力について、また理解に欠かせない郭の文化も併せて語っていただきます。
(聞き手:光文社古典新訳文庫・創刊編集長 駒井稔)
【日時】2023年6月28日(水)18:30~20:00
【会場】Zoom(オンライン)
※ご案内メールを当日までにメールでご連絡します。
メール配信日:6月26日・28日の2回
【参加方法】
本イベントは無料イベントです。どなたでもお申込みいただけます。
2023年6月7日(水)~当日18:30の間、下記より参加お申し込みを承ります。
▶視聴チケット(無料)はこちら(Peatixサイトが開きます。)
【注意事項】
*本イベントはZoomによる配信イベントです。当日店頭にご来店されてもご観覧いただけませんのでご注意ください。
*事前にZoomのバージョンが最新にアップデートされているかご確認の上ご視聴ください。
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【お問合せ】
紀伊國屋書店新宿本店代表 03-3354-0131

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著者紹介
中嶋 隆なかじま・たかし
1952年長野県生まれ。早稲田大学名誉教授。作家。早稲田大学大学院文学研究科博士後期課程満期退学。博士(文学)。専門は西鶴などの江戸時代文芸・文化研究。著書に『西鶴と元禄メディア』『初期浮世草子の展開』『西鶴と元禄文芸』『西鶴 「誹諧独吟一日千句」研究と註解』等多数。小説『廓の与右衛門 控え帳』で第8回小学館文庫小説賞受賞。時代小説は他に『はぐれ雀』『補陀落ばしり物語』など。
駒井 稔こまい・みのる
1956年横浜生まれ。慶應義塾大学文学部卒。’79年光文社入社。広告部勤務を経て、’81 年「週刊宝石」創刊に参加。ニュースから連載物まで、さまざまなジャンルの記事を担当する。’97 年に翻訳編集部に異動。2004 年に編集長。2 年の準備期間を経て’06 年9 月に古典新訳文庫を創刊。10 年にわたり編集長を務めた。著書に『いま、息をしている言葉で。――「光文社古典新訳文庫」誕生秘話』(而立書房)、『文学こそ最高の教養である』『編集者の読書論』(光文社新書)、『私が本からもらったもの 翻訳者の読書論』(書肆侃侃房)がある。