紀伊國屋書店Kinoppy&光文社古典新訳文庫読書会#96
韓国文学史上最も伝説に満ちた作家・李箱の魅力について
『翼 李箱作品集』の訳者・斎藤真理子さんを迎えて
ついに韓国文学が、光文社古典新訳文庫のラインナップに入ります! 記念すべき一冊目は、1920年代に創作活動を行った李箱(イサン)の作品集。李箱は韓国で最も権威ある文学賞にその名を冠される作家で、李箱文学賞の受賞者には現代韓国文学シーンで活躍する名だたる作家たちがその名を連ねています。
では、李箱とはどのような作家かといえば、「孤高のモダンボーイ」「断絶のモダニスト」とひとまずは呼ぶことができるでしょう。近代化・植民地化の進む朝鮮半島にて、新しい言葉と新しい文学を求めたのが李箱でした。その作品は、新聞社へのクレームで連載が中止となるような叙情を排した難解な詩であったり、芥川龍之介や横光利一の影響がうかがえる都市小説であったり、ほろりとするような随筆や童話など、また絵心を活かした挿画なども含めて多ジャンルにわたります。そして、そこには先達もいなければ、後継者も続かない「破格さ」があり、死後、朝鮮戦争の休戦後に熱狂的な人気を博す要因ともなりました。そんな李箱の小説、詩、日本語詩、随筆、書簡等を収めたのが、今回の『翼 李箱作品集』です。
今回の読書会では、そんな韓国文学史上で最も伝説に満ちた作家の魅力を、新訳に挑んだ翻訳者・斎藤真理子さんにたっぷり語っていただきます。
(聞き手:光文社古典新訳文庫・創刊編集長 駒井稔)
【日時】2023年11月28日(火)19:00~20:30
※いつもとお時間が異なります。
【会場】Zoom(オンライン)
※ご案内メールを当日までにメールでご連絡します。
メール配信日:11月27日・28日の2回
【参加方法】
本イベントは無料イベントです。どなたでもお申込みいただけます。
2023年11月15日(水)~当日19:00の間、下記より参加お申し込みを承ります。
▶視聴チケット(無料)はこちら
(Peatixサイトが開きます。)
※アーカイブ配信はございません。
【注意事項】
*本イベントはZoomによる配信イベントです。当日店頭にご来店されてもご観覧いただけませんのでご注意ください。
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紀伊國屋書店新宿本店代表 03-3354-0131