自分を好きとか嫌いとかに関係なく、「自分がしっくりこない」「自分でいることになじめない」というような違和感を覚えたことはないだろうか?
なぜ、自分に疲れてしまうのか。
「自分」とは何なのか?
難病のカラダを持つ著者のココロとカラダの探究ガイド。
あなたに考えてほしいのは、「SNSをどう使うべきか」といったマニュアル的なことではなくSNSを使っているあなた自身が何者なのかという問いなのです。
承認・時間・言葉・偶然・連帯。
SNSを使う私たちを描く新しい哲学の本。
ロシア文学の研究者であり翻訳者である著者が、自身の留学体験や文芸翻訳の実例をふまえながら、他言語に身をゆだねる魅力や迷いや醍醐味について語り届ける。
「異文化」の概念を解きほぐしながら、読書体験という魔法を翻訳することの奥深さを、読者と一緒に“クエスト方式”で考える。
読書の溢れんばかりの喜びに満ちた一冊。
「自分」とは他者とのつながりからできている。他者との関係が風とおしのよいとき、はじめて「ありのままの自分」でいられるのだ。
ところが、その風がなかなかとおらない。なぜだろう―?
著者の映画作品『プリズン・サークル』は、日本で1か所だけ、刑務所の中で行われている「TC(回復共同体)」という対話による更生プログラムを、20 代の受刑者4 人を中心に2 年間記録したドキュメンタリー。
本書は、この映画を手がかりに、著者と10 代の若者たちが「サークル(円座になって自らを語りあう対話)」を行った記録である。
映画に登場する元受刑者の2人や、犯罪被害の当事者をゲストに迎え、「被害と加害のあいだ」をテーマに語りあう。
新刊ご予約受付中!(※特典は付きません)
著者の三女で重度の知的障害者である星子さんとの暮らしや、津久井やまゆり園事件の犯人「植松青年」との手紙のやりとり、また1977年から通い続けた水俣の地と水俣病などについて、10代の3人の若者を相手に語った記録である。
能力主義と優生思想、人とのかかわり、個・自立・責任、差別、脳死、人の生死といのち……などをめぐって話しあい、いのちに価値づけはできるのか、「共に生きる」とはどういうことかを考える。