【推薦コメント】新宿本店 松本麻子
子供の頃、家の本棚で「悪魔」がついたこの本が不思議でした。
タイトルは分子を移動させる「悪魔」が登場する思考実験。
本書は架空実験が物語になっている事で、統計力学の世界に入り込み易く
50年読み継がれている名著。ネットが普及する以前、
内容の問合せで「ブルーバックスで出て無いのか」と
聞かれた事は少なくありません。今も信頼が高いシリ-ズが60周年。
自分の思い出と重ねてこの1冊を紹介致します。
【推薦コメント】ブックセンター事業部 後藤崇
色々な出来事を専門家が解説をしてくれますが、聞き手の科学リテラシーの程度で理解度が違います。物理の基本は力の‘測定’ですが、その単位付き数字の意味するところが、具体的に分かるでしょうか?大谷選手の投げるボールは時速164㎞=秒速45.5m。ピッチャーマウンドからホームベースまでの18.44mを0.4秒で来る速度です。物事を量的に、客観的に捉えられるようになるための、物理の素養に触れる本です。
【推薦コメント】ブックセンター事業部 後藤崇
生物は生命の成り立ちを「進化」と「生存」の視点から解き明かします。細胞レベルの生存戦略は、環境適応の歴史でもあります。そうして何億年もかけた進化の結果に出来上がったヒトの体ですが、進化のために退化した機能もあり、進化の弊害というものもあります。種の生命を繋いで変化していく中で、ヒトの体は何を退化させ、何を獲得して現在に至ったのか。生命物質としてのヒトを見るのも生物という学問です。
【推薦コメント】ブックセンター事業部 後藤崇
化学は「物質の性質・構造・反応」を究明する学問です。「ジ・ハイドロジェン・モノ・オキサイド(DHMO)は危険な化学物質で規制すべきでは?」という問いに賛成者が多数あった実話がありますが、DHMOは一酸化二水素=H2Oを言い換えたもの。名前に惑わされず、実体をよく見ることが必要であることを示すジョークです。化学を学ぶことで、生活や環境を新しい目で見られるようになります。
【推薦コメント】ブックセンター事業部 後藤崇
地学は「地球」と「宇宙」の仕組みと成り立ちを考える学問です。地中では日々物質の運動が行われていて、地表は変動しています。例えば大陸は常に移動しており、ハワイは毎年8㎝づつ日本に近づいていたりします。星には寿命があり、太陽や地球にも必ず終わりがあります。生命発生の条件を備えた「奇跡の星」地球。その来し方と現在を知り、星としての将来を見通すのも地学の一部です。
【推薦コメント】国分寺店 髙橋幹子
懐かしい表紙だ、と思ってしまった。もう手元に無い大顔展の図録を思わせる表紙と内容。馬場悠男『「顔」の進化』。学生時代「顔」をテーマに課題が出た。大顔展も行ったし、図録も買った。ウンウン悩みながらレポートをまとめた。そうそう、日本顔学会。未来人の顔に衝撃を受けたな。当然全く同じものではない。進化している。このブルーバックスは学生時代を思い起こしてくれる。私にとって正に青春の一冊。ブルーの本。
【推薦コメント】川西店 松村美江
身近なテーマで、時間を意識すると身体がこんなにも変わるという事が、科学的データに基づいて証明されています。
全女性の永遠のテーマ「ダイエット」にも役立つはず。
日常生活の中の食べる時間、運動する時間、薬を服用する時間、調理する時間、
そして年齢によっても時間を変える大切さがわかる。どの年代の方にも読んで欲しい一冊です。
【推薦コメント】ゆめタウン博多店
コーヒーの歴史から、成分・焙煎・温度・抽出時間を科学的に分析。
コーヒーを知ることで、自分好みのコーヒーを淹れられる!
「コーヒーと健康」の関係についても知る事ができる1冊です。
【推薦コメント】熊本はません店 白井綾乃
近年、温室効果ガスが引き起こす地球温暖化が問題となっています。日本でもどのような影響があるのでしょうか。
未来の様子を理解するためのヒントは過去の気候変動に隠されています。
この本は超温暖期から氷河時代までジェットコースターのように変動してきた日本列島の気候を、ユーラシア大陸から分離する以前の5000万年前から現在まで7章に分けて図や写真を交えながら丁寧に説明してあり、読みやすい一冊となっています。
【推薦コメント】さいたま新都心店 岩本学
「太陽がふたつある惑星のカレンダーはどのようになっているか」。この広い宇宙には、1日に複数の異なる太陽が空に現れる星が、はたまた1日が1年より長い、「2年で1日」の星だってあるんです! 私たちの常識はあくまで地球上の常識でしかない、ということにこの本は気づかせてくれます。目からウロコの新たな視点と、そこから生まれる好奇心が、あなたを宇宙レベルの思考の世界にいざなってくれる、そんな1冊です。
【推薦コメント】ゆめタウン廿日市店 阪口祐哉
「大人のための高校物理復習帳」の"化学"版です。
"物理"版と同じく、復習に持って来いの本です。
私自身、molとはなんぞやというのを思い出せて非常にスッキリした記憶があります。
意外と相互に繋がりのある物理と化学。どちらも分かっていると時に役に立つかもしれません。
"物理"版と合わせてこちらもぜひ手に取ってみてください。
【推薦コメント】ゆめタウン廿日市店 阪口祐哉
学生時代に習ったことを学び直ししたい、思い出したいと思うことはないでしょうか。
そんなときにこの本があれば新書ならではのお手軽さで、気軽に復習できてしまいます。
「復習」と身構えることなかれ。読み物形式なので気になったところから読むのもあり!
大人の方にはもちろん、物理が苦手と思っている高校生の方にもぜひ手に取っていただきたいブルーバックスです。
【推薦コメント】入間丸広店 三瓶直美
誰よりも知らない「本当の自分」=「認知バイアス」について解説されている本書。
専門的な知識がなくてもクイズ形式になっているのでわかりやすく、雑学読み物としても楽しめます。著者もおすすめの使い方「心の辞書」として手元に置きたい一冊です。
【推薦コメント】入間丸広店 三瓶直美
まず目を引くのが、表紙の魅力的な黄金色です!
あらゆる面からビールを科学的に解析していて、なんとビールを使った料理レシピまで
載っています。挿絵や写真もカラーで見やすくわかりやすく、ビールを楽しむために至れり尽くせりの一冊。「知識は最高の隠し味」と、誰かが言っていたような(笑)
より美味しくビールを飲みたい方に。
【推薦コメント】入間丸広店 新書担当
生命の進化の歴史にとてもロマンを感じる1冊。恐竜に興味のある方はぜひ読んで欲しい。
恐竜の誕生から繁栄、滅亡までがコンパクトにまとめられています。豊富なカラー画像で恐竜の姿を知ることができ、スケールに驚かされます。現在日本では毎年恐竜の化石が発見されていて、新種も見つかっています。
日本各地に博物館があるので、あなたの興味がある恐竜を見つけ、足を運んでみてはいかがでしょうか。
【推薦コメント】入間丸広店 京徳雄太
現在の音楽が、なぜ今のような音律・音階に収まっているのか、という歴史を起点に、
ドレミの7音の組み合わせを美しいと感じる理由や、和音がどのように作り出されているか等々の素朴な疑問が、科学的根拠に基づいて分かりやすく解説されています。
普段何気なく聴き、慣れ親しんでいる音楽の『音』は、意外にも科学や数学によってつくられているということを教えてくれる一冊です。
【推薦コメント】ロジスティクスセンター 担当
<その能力、いらんやろ?>と著者も思わずツッコんでしまう極限耐久力を身につけた面白生物たちが並んだ図鑑…ではなく、昨今メディアでお馴染みの「不死身系」クマムシから、大腸菌、タイタン、鴨長明、鉄道路線図などが次々と登場し、たった一つの問い「命とは何か」へのいくつもの答えを見せてくれます。
生ある限り、考えることをやめたくない
『死んじゃうわれら』のための本。