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キノベス！2021 贈賞式（2021年2月18日）

2021年2月18日（木）

日時

2021年2月18日（木）

場所

紀伊國屋書店

新宿本店

2021年2月18日、新宿本店にて
キノベス！2021の贈賞式を開催いたしました。

紀伊國屋書店では、スタッフが自信を持っておすすめする30冊の本を選ぶ「キノベス！」を制定し、毎年表彰しています。2021年2月18日、新宿本店にてこの贈賞式を開催いたしました。

受賞者の皆様からいただいたスピーチをご紹介いたします。

キノベス！2021 第1位『滅びの前のシャングリラ』
凪良ゆうさん受賞スピーチ

キノベス！2021 第2位『ザリガニの鳴くところ』
翻訳者・友廣純さん受賞スピーチ

キノベス！2021 第3位『この本を盗む者は』
深緑野分さん受賞スピーチ

「一ヶ月後、小惑星が衝突し、地球は滅びる」学校でいじめを受ける友樹、人を殺したヤクザの信士、恋人から逃げ出した静香。そして―荒廃していく世界の中で、四人は生きる意味を、いまわのきわまでに見つけられるのか。圧巻のラストに息を呑む。滅び行く運命の中で、幸せについて問う傑作。

ノース・カロライナ州の湿地で男の死体が発見された。人々は「湿地の少女」に疑いの目を向ける。６歳で家族に見捨てられたときから、カイアは湿地の小屋でたったひとり生きなければならなかった。読み書きを教えてくれた少年テイトに恋心を抱くが、彼は大学進学のため彼女のもとを去ってゆく。以来、村の人々に「湿地の少女」と呼ばれ蔑まれながらも、彼女は生き物が自然のままに生きる「ザリガニの鳴くところ」へと思いをはせて静かに暮らしていた。しかしあるとき、村の裕福な青年チェイスが彼女に近づく…みずみずしい自然に抱かれて生きる少女の成長と不審死事件が絡み合い、思いもよらぬ結末へと物語が動き出す。全米５００万部突破、感動と驚愕のベストセラー。

書物の蒐集家を曾祖父に持つ高校生の深冬。父は巨大な書庫「御倉館」の管理人を務めるが、深冬は本が好きではない。ある日、御倉館から蔵書が盗まれ、深雪は残されたメッセージを目にする。“この本を盗む者は、魔術的現実主義の旗に追われる”本の呪いが発動し、街は物語の世界に姿を変えていく。泥棒を捕まえない限り元に戻らないと知った深冬は、様々な本の世界を冒険していく。やがて彼女自身にも変化が訪れて―。