■作 井上ひさし
■演出 鵜山 仁
■出演 鈴木壮麻 賀来千香子 栗田桃子 若松泰弘
木津誠之 石母田史朗 平埜生成 山本龍二
■作品について
井上ひさしが描く、漱石的学校での不思議なひと時。
晩年の漱石に多大な影響を与えたと言われる「修善寺の大患」。
作風のみならず本人の死生観にまで影響を与えた三十分間の意識の空白の中、「坊っちゃん」「三四郎」「それから」「薤露行(かいろこう)」「こころ」などの多彩な漱石作品を思わせる登場人物たちが、各々が抱える「どうしようもない淋しさ」を埋めるために動き出す。
"夏目漱石"評伝劇が鵜山仁の手によりこまつ座初公演。
淋しいから一人では生きられない、だが二人以上集まると互いに迷惑をかけあうことになり、一人になりたいと思う。ところがいざ一人になってみると、やっぱり淋しくてやり切れない......。
漱石は一生かかって、このやり切れない堂々めぐりのことを書いたのかもしれない。
そう考えたとき、自然と、「気の合う仲間の顔でも眺めながら、出来るだけ凝(じっ)としているのが、余程いい」という答えのようなものが、心に泛びました。
────井上ひさし
■日程表
《チケット情報》 ■入場料金[全席指定・税込] 8,800円 U-30 6,600円(観劇時30歳以下) 高校生以下 1,500円(数量限定、こまつ座のみ扱い) ■チケット発売 2022年9月10日(土) 10:00~ ■前売券取り扱い ◎キノチケットカウンター(新宿本店1階/営業時間10:00~18:30)※キノチケットカウンターは1階インフォメーションに移設いたしました ◎キノチケオンライン (24時間受付) ◎こまつ座 |
■お問合せ こまつ座 03-3862-5941