日本企業はなぜ「強み」を捨てるのか
New! 2023/11/29追記
ベストセラー『人新世の「資本論」』でもおなじみの斎藤幸平先生に、ゲスト登壇していただくことが決定しました!
振り返ってみれば平成とは「デフレというカネ優位の状況で、ヒト軽視の経営が流行した時代」でした。この時期の日本企業は、こうした時代に適応するために、投資を集める技術として隆盛を誇ったアメリカ式経営の安直な模倣に走りました。しかし、こうした表面をなぞるだけの似非・国際標準経営は、経済的にも経営的にも何らの成果ももたらしませんでした。その結果として、日本のGDP は中国に抜かれて世界第 3 位になり、日本で働く人たちは長らく低賃金に甘んじることになりました。
しかし、と著者は言います。かつての日本企業では、経営者も従業員も「ヒトこそが貴重な資源だ」という理念を信じ、しかもそれが経営成果に繋がっていたと。ヒトという資源をムダにせずに価値創造に集中したからこそ、日本は経済的にも大躍進できたのだと。
そんな日本式経営の強みを取り戻すことができれば、経営者と従業員、男女、高齢者と若年者などの間にあった、解決不能に見えていた様々な対立が解消され、人々が豊かに暮らしながら、企業の生産性が高まる未来が待っているはずです。時代が令和に変わり、デフレの出口がささやかれ始めた今、これまで日本企業が捨ててきた「強み」を再認識することがなぜ日本社会の処方箋となるのか、じっくりと伺います。
60分ほどのトークの後、質疑応答とサイン会を予定しております。対象書籍『日本企業はなぜ「強み」を捨てるのか』(岩尾俊兵 / 光文社新書 / 税込990円)をご購入ください。イベント当日は会場にもご用意いたします。皆様のご参加をお待ち申しあげております。
【日時】2023年12月7日(木) 18:10開場 / 18:30開演
【会場】紀伊國屋書店新宿本店 3階アカデミック・ラウンジ
【参加方法】
無料でご観覧いただけるイベントです。サイン会にご参加いただけるお客様は対象書籍をご購入くださいませ。
◆着席でのご参加:事前にご予約のうえ、イベント当日は会場にお越しください(着席定員20名)。
★ 申込~参加の手順 ★
①光文社の受付サイト(外部リンクが開きます)にて参加予約を申し込む。
②イベント当日は、会場受付にてご予約のお名前をお伝えください。
◆立ち見でのご参加:ご予約不要で、無料にてご観覧いただけます。
オープンスペースでの開催となりますので、ご予約なしのお客様も立ち見にてご観覧いただけます。
【プロフィール】
著者:岩尾 俊兵(いわお・しゅんぺい)
慶應義塾大学商学部准教授。1989年佐賀県生まれ。東京大学大学院経済学研究科マネジメント専攻博士課程修了。東京大学史上初の博士(経営学)を授与され、2022年より現職。組織学会評議員、日本生産管理学会理事を歴任。第73回義塾賞、第36回・第37回組織学会高宮賞、第22回日本生産管理学会賞、第4回表現者賞等受賞。著書に『日本企業はなぜ「強み」を捨てるのか』(光文社新書)ほか多数。
【ご案内】
・着席ご予約のお客様の座席は自由席です。イベント当日は、開演時間までに3階アカデミック・ラウンジにご来場ください。開演時間に遅れた場合、お席をご用意できない場合がございます。
・今回のトークイベントは光文社の運営する「ココデジ」での録画配信を予定しております。撮影にあたっては必要な配慮をいたしますが、ご参加のお客様の姿がやむをえず映り込む可能性もございますので、あらかじめご了承のほどお願い申しあげます。
・イベント会場内では許可された以外の撮影・録音を固くお断りいたします。
・お客様のご都合や交通機関の遅延により時間に遅れた方や、係員の指示に従っていただけない場合は、イベントへのご参加をお断りする場合がございます。
・イベントの出演者・内容については急な変更等ある場合がございます。予めご了承ください。
・着席ご予約は定員になり次第、受付終了させていただきます。ご予約満数の場合は立ち見にてご観覧いただけます。なお、当サイトでの受付終了のご案内は遅れる場合がございます。予めご了承ください。
【主催】 株式会社 光文社
【共同主催】 株式会社 紀伊國屋書店