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<新刊案内>紀伊國屋書店 出版部

2025/05発売(書物復権2025 復刊書目)

書物復権2025 復刊書目
主著『オリエンタリズム』で西欧中心の中東・アジア観を鋭く指摘、批判したサイードの、1994年のインタビュー。自身の肉声による良質なサイード入門。

書物復権2025 復刊書目
「個人の自我意識の発達は、人類の歩んできた意識発達の元型的諸段階を辿る」という仮説を元にその軌跡を世界の神話に探る。ユング心理学の金字塔。

書物復権2025 復刊書目
峻烈な心理の探究者であるとともに極めて人間的な側面を持ったフロイトの苦闘の歴史を浮き彫りにした、フロイト伝の決定版。

2025/03発売

【試し読み】はこちらからご覧いただけます(PDF 2.24MB)

人々を熱狂させた社会現象に迫る
近代スピリチュアリズム研究の決定版


19世紀半ばのアメリカに出現し、興隆を見せたスピリチュアル・ムーヴメントとはいったい何だったのか。ことの発端は1847年、ニューヨーク州の外れの小さな村で聞こえてきた不可解な音と、『自然の原理』という奇書の誕生だった。

「心霊主義」とも訳されるこのムーヴメントは、19世紀後半の英米圏で、産業革命がもたらした労働環境の悪化などに対する社会改革運動やキリスト教の退潮を後ろ盾に大きな流れになり、ウォレス、ダーウィン、ハクスリー、ファラデー、ティンダル、クルックス、シジウィック、ジェイムズ、パースら、第一線で活躍していた学者たちも巻き込んでいった。

源流となる18世紀のスウェーデンボルグやメスメリズムに遡りつつ、ムーヴメントが隆盛を極めた1847年から1903年までの資料から、“見えない力”や“霊的なるもの”に翻弄された人々の記録を辿りながら、その背景にあった社会思想や文化的意義を踏まえて考察する。
厖大な資料をもとにムーヴメントの興亡を克明に描き出した比類なき大著、待望の刊行!

【試し読み】はこちらからご覧いただけます(PDF 2.24MB)

人形で遊ぶメスのチンパンジー、孤児を養子にするオスのボノボ……

彼らの行動は、どれほど人間と通じているのだろうか。
オスとメスの違いは、生まれつきのものなのか。
はたして「ジェンダーがあるのは人間だけ」なのか――?

★ユヴァル・ノア・ハラリ推薦! 20か国で刊行決定!
霊長類の社会的知能研究の第一人者が、進化生物学とフェミニズムの間で繰り広げられる、性をめぐる論争に風穴を開ける。

「動物と人間の行動における性差は、人間のジェンダーにまつわるほぼすべての議論の核心にあるさまざまな疑問を提起する。男と女の行動の違いは自然のものか、人為的なものか? 両者は本当はどれほど違うのか? ジェンダーは二つしかないのか、それとも、もっとあるのか?」(本文より)

2024/08発売

多文化共生社会の実現に必要な〈情動リテラシー〉とは?

〈喜び〉〈怒り〉〈悲しみ〉などの情動は、世界共通のものではなく、人が属する文化に生きることを通して作り上げられるものなので、文化圏ごとに異なる――非欧米圏出身者の情動に着目して研究している著者は、文化、言語、ジェンダー、民族や人種、社会経済的階層などのちがいによって、情動の発生やとらえかたが文化圏によって異なっていることを実験から見出した。

また、グローバル化が進むと、企業や学校などに集まる人々のあいだで情動のすれちがいに端を発する軋轢の増加も予想される。著者は、よりよい多文化共生社会を実現するための具体的な取り組みを紹介しながら、ひとりひとりが備えるべき〈情動リテラシー〉を提言する。

「情動の文化的差異を研究する注目すべき学者の活気に満ちた傑作」
――リサ・フェルドマン・バレット(『情動はこうしてつくられる』著者)

「あなた自身や文化、そして変化に富む人間性への理解が深まる」
――ジョナサン・ハイト (『社会はなぜ左と右にわかれるのか』著者)

【もし、親の耳が聴こえたら――なんて、想像もつかなかった。】

ときに手話を母語とし、ときにヤングケアラーとみなされて、コーダは、ろう者とも聴者(ちょうしゃ)とも違うアイデンティティをもち、複雑な心を抱えて揺れ動く。
日々の通訳、聴こえない親とのコミュニケーション、母語としての手話、手話歌や「感動ポルノ」との付き合い方、マイノリティとして生きること。作家である著者が、幼少期の葛藤や自身のなかにある偏見と向き合いながら、コーダの目で見た世界を綴る。

2024年9月公開映画「ぼくが生きてる、ふたつの世界」原作者の最新エッセイ集。

※コーダとは、Children of Deaf Adultsの略(CODA)で、聴こえない/聴こえにくい親のもとで育つ、聴こえる子どものこと。

「聴こえない親を持ったことで、たしかに必要以上の苦労をする可能性は否めない。けれど、過去を振り返ったとき、そこにネガティブな想い出しかないのかというと、そんなことはない。聴こえない親と過ごした時間のなかには、幸せな瞬間がたくさんある。そこは“ふつう”の子どもたちと同じなのだ。」(本書より)

《Contents》
はじめに 聴こえない親のもとで育つ、聴こえる子ども
Ⅰ 1 聴こえない親との関係/2 ラベルがもたらす安堵感/3 コーダはヤングケアラーか
Ⅱ 4 手話とはなにか/5 親との共通言語を取り戻す/6 音楽との付き合い方/7 作品に描かれるマイノリティ/8 「知る」だけで終わらせない
Ⅲ 9 テクノロジーとコミュニケーション/10 コーダと家族/11 父について/12 もしも親が聴こえたら
おわりに コーダを生きる

2024/06発売

パタゴニアの火山からジンバブエのマトボ国立公園まで、そして北極圏近くの極寒のツンドラ地帯からドバイの砂漠の豪華な鳥小屋まで、自然界で最も美しい生き物を自分のものにしたいという破壊的な衝動にとらわれた、無謀で傲慢な男を追い求める。これは、実際に起きた犯罪の物語であり、壮大な冒険譚であり、最後のページまで息をつかせない――

2024/05発売

『西夏文字-その解読のプロセス〈新装版〉』
※書物復権2024 復刊書目(初版1967・最終版1998年)


11世紀に生まれた西夏の国では、漢字をもとにした謎の文字が使用されていた――
1割程度だった〈西夏文字〉の解読を8割まで進め、西夏語の研究を大きく前進させた言語学者が、その解読の過程を興味深く解説。

2024/04発売

「本は人生をすっかり変えてしまう。この事実を、ほかのどんな現代哲学よりもはっきりと証明してみせたのが、1950年代から60年代にかけて世界じゅうに広まった実存主義だった」

1933年、パリ・モンパルナスのカフェで3人の若者、 ジャン=ポール・サルトル、シモーヌ・ド・ボーヴォワール、レイモン・アロンが、 あんずのカクテルを前に、現象学について熱く語り合っていた。 ここから生まれた新しい思想「実存主義」は、やがて世界中に広がり、第二次大戦後の学生運動、公民権運動へとつながっていく――

ハイデッガー、フッサール、ヤスパース、アーレント、メルロ=ポンティ、レヴィナス、カミュ、ジュネ……哲学と伝記を織り交ぜたストーリー・テリングで世界を魅了した傑作ノンフィクション。

27か国で刊行! ニューヨーク・タイムズ「今年の10冊」(2016年)

「哲学者」たちが、生を突きとおしたひとりの人間となって立ち上がってくる。かれらは、書き、喧嘩し、考え、酔っ払い、ダンスし、生きていた。世界も自分も、どちらも手放さない思考はいかにして可能なのか。
―――永井玲衣

2024/03発売

音が脳をつくり、脳が音をつくる。

言葉、音楽、都市の騒音、大自然の静寂、愛する人の声。聴覚は常にオンになっていて、私たちは音から逃げることはできない。人はみな生まれた時から、音と意味を結びつける経験を幾度となく重ね、音と脳の協調関係――独自の《サウンドマインド》――を磨き上げている。

言語障害、自閉症、難聴、バイリンガル、加齢や脳震盪、音楽療法……聞くことは、感じ、考え、動くことにどう影響するのだろうか? 音の持つ力と可能性を説く、聴覚神経科学のトップサイエンティストの集大成。ルネ・フレミング、ミッキー・ハート、ザキール・フセインら世界的ミュージシャンも絶賛!

「聞いた音がどのように私たちを形作るのかについての、 最も美しく、刺激的で、
啓発的な本のひとつ。永遠に読んでいたかった」
――メアリアン・ウルフ(『プルーストとイカ――読書は脳をどのように変えるのか?』著者)

2022年 米国出版協会 専門学術出版賞(生物医学)、ノーチラス・ブック・アワード金賞(科学・宇宙)受賞作。

《トピック》
音楽家の脳/音のリズムと脳のリズム/リズムと社会化/音と「読む脳」/自閉症/言語障害に性差はあるか?/音楽療法/バイリンガルの脳/貧困と言語環境/鳥のさえずりは言語か、音楽か?/「安全な」騒音の影響/聴覚の老化を食い止める/スポーツにおける脳震盪 ほか

2024/01発売

Wikipedia Town?
2017年には日本各地で100回以上開催され企画実施およびサポートした全員がLibrary of the Year優秀賞を受賞!

世界最大の多言語オンライン百科事典「ウィキペディア」の項目を充実させることで地域の魅力を発信しよう!という、まちおこしプロジェクト「ウィキペディアタウン」が静かに広がっている。

プロジェクトの舞台の多くは地域コミュニティや図書館、博物館。
地元図書館の資料をつかって地域のことを一緒に調べ、ウィキペディア上に地域が誇る名所や文化財の記事を作成。現地にQRコードを貼って誘導するなど観光案内板の代わりとして、次世代への文化継承のツールとして、さらには「調べ学習」や「情報学習」の一環として――

さまざまな可能性を秘めた本プロジェクトについて、公立高校の図書館司書で、ウィキペディアタウンの講師もつとめる著者が、自らの経験を振り返りながら、その楽しみ方と活用の仕方をガイドする。

2023/05発売

1990年代初頭に、自分がある行為をしているときも、他者がその行為をしているのを見ているだけのときも、同じように活性化する脳の神経細胞が見つかった。鏡のように他者の行為を映すことから“ミラーニューロン”と名付けられたこの神経細胞の発見は「DNAの発見にも匹敵する」とも言われ、脳科学のみならず、心理、教育、社会学、人類学、芸術など様々な分野に今なお衝撃を与え続けている。学習や模倣、コミュニケーション、さらには情動の伝播・共有を説明する鍵として注目を集めるミラーニューロンの発見過程と秘めたる可能性を、発見者自らが科学的に解き明かす。

「自然の諸過程を単なる出来事の連続と述べることは正当だが、歴史の諸過程では、それが出来ない。歴史の諸過程は単なる出来事の諸過程ではなく行為の諸過程であり、この諸過程は内面を持ち、その内面は思考の諸過程によって成立する。歴史家が求めるものは、この思考の諸過程である。かくて、あらゆる歴史は思考の歴史である。だが、自身が発見せんとする思考を、歴史家はいかにして見分けるか? その可能な方法は唯一つ、つまり自身の心中でその思考を再思考することである」(本書より)

ヘロドトスからデカルト、ヘーゲル、クローチェ、トインビーらにいたる歴史観の変遷を踏まえながら、独自の歴史哲学を構想する名著

2023/04発売

〈黒い本〉を読むと悪霊が現れる?
脳神経科医の著者は、原因不明の病に苦しむ人々を調査するべく世界各地を訪ね歩いた。患者の実情を目の当たりにした著者は、神経科学の最新理論をもとに心因性疾患の複雑さを考察し、土地や民族に固有の文化や社会が及ぼす影響を軽んじ西洋医学を偏重する精神医療の風潮や、安易に〈謎の病〉と報道することで人々の不安を煽るマスメディアに警鐘を鳴らす。

オリヴァー・サックスの後継者として注目されるスザンヌ・オサリバンが、不可解な数々の症例を巧みに綴ったポピュラーサイエンスの快作!

【登場する症例】
● あきらめ症候群――スウェーデンのストックホルム郊外で21世紀に急増
● グリシシクニス――ニカラグアに現存する、悪霊が憑依して狂暴化するとされる病
● 眠り病――――――カザフスタンの廃墟化した鉱山町に発生
● ハバナ症候群―――在キューバの米国外交官たちが見舞われた謎の頭痛や記憶喪失

注目の記事ランキング2025年5月14日〜 5月20日(過去7日間)

『上戸彩写真集 Midday Reverie』(宝島社)発売記念お渡し会

※予約満数になりました※『上戸彩写真集 Midday Reverie』【宝島社】発売記念 お渡し会

※受付終了※【購入者抽選】『薬屋のひとりごと16』(ヒーロー文庫)発売記念 日向夏先生サイン本のうりりんお渡し会

【購入者抽選】『薬屋のひとりごと16』(ヒーロー文庫)発売記念 日向夏先生サイン本のうりりんお渡し会

第71回青少年読書感想文全国コンクール「課題図書」2025年

上戸彩さん『上戸彩写真集 Midday Reverie』発売記念メッセージプリント入りレシート

『書物復権2025』復刊書目、刊行開始(2025年5月下旬より)

新聞の書評コーナーで紹介された本:週末掲載 - 2025年5月9-11日版:読売・朝日・毎日・日経・産経・東京・週刊読書人

舞台『ブルーロック』4th STAGE 上演記念フェア

BKT 11th Anniversary Sale -20% off (May 29- June 1)

『中山莉子のフォトスタイルブック。』(主婦の友社)発売記念イベント

『ユニークな行動を取れる人がいつも考えていること』刊行記念 池田貴将さんトークイベント&サイン本お渡し会 

『不等辺五角形』刊行記念 貫井徳郎さん トークショー&サイン会(ゲスト:額賀澪さん)

コムドット写真集「BESIDE」発売記念 サイン本お渡し会

11周年記念 SALE! 5/29木~6/1日 Books Kinokuniya Tokyo 洋書20%OFFセール

【Zoom配信】『やなせたかし物語』【フレーベル館】刊行記念 越尾 正子さん(やなせスタジオ代表) × 梯 久美子さんトークイベント

ヨシタケシンスケ×紀伊國屋書店 コラボグッズ 好評発売中!〈本の虫シリーズ〉

毎月15日は 紀伊國屋ポイント2倍デー

『弱さ考』出版記念 土門蘭さん&井上慎平さん トークイベント「しんどいままで生きる」

※予約満数になりました【9階イベントスペース】NPO法人読書の時間主催 吉成信夫氏×飯田一史氏 出版記念トークイベント